子育てをおこなう上で“しつけ”はもちろん大切ですが、冷静に叱ろうと思っていてもつい感情的になることもありますよね。以前ネット上では、「子どもを怒った後の対応」が話題にあがっていました。

反省してもらうためにフォローしない!?

イヤイヤ期真っ最中の2歳児を育てるママは、なかなか言うことを聞いてくれない子どもに対してよく怒鳴ってしまうそう。「子どもの泣いている姿を見た時に、自分でもどうすればいいのかわからなくなります…。皆さんは子どもを怒った後、どのような対応を取っていますか?」と、他のママたちの対応の仕方を参考にしたい様子でした。

 

彼女の質問には様々な対応方法が寄せられており、主に“フォローしない派”と“フォローする派”で意見が二極化。

 

まずは“フォローしない派”の声から見ていくと、「ちゃんと反省して欲しいから、子どもが謝ってくるまでは何も言わない」「優しい言葉をかけたくなるけど、甘やかしたらダメだと思って普段通りに接する」などのコメントが上がっています。

アフターフォローのプロセスは?

フォローをしない親たちはあえて心を鬼にしているものの、反対に「怒られた後に気持ちを切り替えるのは大人でも難しいことだから、また元気を出してもらえるようにフォローは必ずしてる」「子どもが落ち込んだり委縮してる状態のままだとさすがにかわいそうだし、感情的になったことへの罪悪感を払拭するためにもフォローは欠かせないと思う」といった声が。

 

実際に世のママたちからは、「子どもを怒った後は自分に嫌気が差す…」というコメントも多く見られました。子どもはもちろん、親自身の気持ちを切り替えるためにフォローをおこなう人も少なくないようです。

 

では“フォローする派”の人たちは、どのような形で子どもと向き合っているのでしょうか。ネット上では、「言葉でしっかり愛情を伝えたり、ハグや頭を撫でてたくさんスキンシップをとってるよ」「少し時間を置いてから、『さっきはきつく怒ってごめんね』って素直に謝る」などの声が寄せられていました。

怒ったことを後悔するママは9割以上!

カッとなって子どもを怒るのではなく“諭す”ことができれば問題ないものの、想像以上に感情をコントロールするのは難しいですよね。ROLLCAKE株式会社が以前実施したアンケート調査でも、82.2%のママが「子どもに怒ってしまう方だと思う」と答えています。

 

また「子どもに怒ってしまったこと」を後悔するママも多く、「よく後悔をする(49.3%)」「たまに後悔をする(43.3%)」といった回答が高い割合を占めました。

 

9割以上のママが“後悔の念を抱いている”とわかったところで、今度は「子どもに怒ってしまった時の気持ちの落ち着かせ方」を質問。調査の結果「子どもを抱きしめる(66.2%)」という回答が1位にあがっており、他に「子どもに謝る(48.9%)」「自身が冷静になるまで子どもとのコミュニケーションの時間を空ける(36.4%)」などの回答がトップ3にランクインしています。

 

子どもを怒った後にどのように対応するべきなのかしっかり考え、感情に任せた言動をすることはなるべく避けたいものですね。

文/河井奈津
参照/ROLLCAKE株式会社「『子どもの写真アルバム』に関する調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000036258.html