片づけても片づけても散らかる家の中。生活している以上は当たり前のことだとわかっていても、その光景についため息が出てしまいますよね。
特に家事を頑張っている側から見ると、家族が散らかしてしまう状況は永遠の悩みのようにも思えますが、何かいい方法はないものでしょうか。
そこで今回は、家族の脱ぎ散らかしについて、予防法はないかといろいろと試してみた結果をまとめます。
1. まずは着替える場所を限定する!
家じゅうどこでも、着替えようと思えばどこでも着替えられますが、そうすると脱いだ服が散らかる原因になります。これが結局、家事を大変にしてしまうんです。
そこで、わが家では「洗面所で着替える」をルールに。そうすると、脱いだ服はすぐに洗濯か、一時置きのどちらかにできるうえ、他の場所が脱いだもので散らかることがありません。
コロナ禍となった今は特に、衛生面で考えてもこのルールを習慣化してよかったなと思います。
洗面所が狭くて難しい場合は他の場所でもいいので、着替える場所を限定することをおすすめします。
1. 一時置きの服を吊るす場所を設置してみたら
ここからは、洗面所で着替える習慣がついたあとの一時置きの服の片づけについてです。
洗面所には脱ぐものの、床に脱いでそのままにしてしまう癖がある夫。これをどうにか止めてもらう方法はないかと、何年にもわたって検証してきました。
まずは吊るす方法。上の画像のように、脱ぐ場所の近くにハンガーを設置しました。脱いだら掛けるように勧めてみたものの、この方法では定着せず、上手くいきませんでした。
3.ざっくりたたんで置く棚を設置してみたら
夫はハンガーにかける動作すらめんどうなようだったので、次に収納グッズを使わずにしまえる方法がいいのではと考え、棚を設置。見栄えはどうあれ、ざっくりたたんで棚に置くように勧めてみました。
これも残念ながら、長くは続きませんでした。やはりたたむという行為はかなり難易度が高いようです。
4.バスケットタイプにしてみたら
棚にたたんでおくことが難しいので、「無印良品」の「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・長方形・大 」と縦にも横にも連結できる「ポリプロピレン平台車」をテープで固定した、投げ入れられるバスケットを作ってみました。
この収納方法に変えたあとは(完全に床置きが防げているわけではありませんが)成功率が増えました。
きちんと入っているときもあれば、ズボンの腰部分のみが入っているときもあり、状況はいろいろですが、入れようとする姿勢は見られます。
急いでいるときほど、意識が片づけにいかないようで床置きになりがちなのですが、そこは責めたりはせずに、そっと入れておきます。そうすると次はいれてくれたりと変化があらわれはじめました!
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いろいろ試してみた結論は…
ハンガーを使ったり、棚を作ったり、バスケットにしてみたりと、いろいろ試してみた感想を夫に聞いてみると、やはり「投げ入れ」タイプが一番いいとのこと。
私自身もざっくり放り込まれた中身が丸見えにならず、それほど気にならないので、今のところはこの方法が一番気に入っています。
床置きに限らず、椅子に掛ける、ソファに脱ぐなどの行動が習慣づいてしまうと、それを予防するのは難しくなりますが
1.着替える場所を限定する
2.脱ぐ場所のすぐ近くに投げ入れバスケットを用意する
3.投げ入れバスケットは定期的にリセットしておく
4.できないときも責めない
の方法で、少しは予防できるようになっていくと思います。上手くいかないといってすぐにあきらめず、家族に合った方法を自分で工夫してみてくださいね。
文・撮影/瀧本真奈美