突然ですが、みなさんは息子や娘の恋愛状況を把握していますか? 中学生や高校生になれば、彼女や彼氏ができてもおかしくないですよね。先日、ネット上には「自分の子どもが失恋した時って何かしてあげるべき?」というコメントが寄せられていました。

何もしないのが無難!?

話の発端は、相談者の高校生の娘が珍しく「晩ご飯いらない」と言ってきた日のこと。ママが心配して「どうかしたの?」とたずねたところ、娘は「彼氏にフラれた」と返答したそうです。

 

ひと言告げてから自分の部屋に入ったきり、まったく外に出てこない娘。子どもに対する不安が拭えないママは、SNS上で「フラれた娘に対して何かしてあげた方がいいのでしょうか?」と周りにアドバイスを求めていました。

 

相談者の質問を見た人からは、様々な意見が。まず目についたのは「そっとしておいてあげる」というコメントです。たとえば「親に恋愛話を聞かれるのは恥ずかしいと思うので、何もしない方が無難」「親があれこれ聞こうとするのはNGだと思う。気分が落ちつくまで待つべき」といった声が。“子どもの失恋”に踏み込まない親は少なくありません。

言葉ではなく行動で示す親も

口出ししない親以外には、子どもを励ます人も多数。そもそも“励ます派”は日頃から子どもと恋愛トークをしている親が多く、「前々から交際相手の話は聞いていたので、『○○が合わなかったのかもね』と率直な感想を伝えてる」「状況を踏まえたうえで、なるべく前向きになれる言葉もかけてます」などの主張も。恋愛に関してオープンな家庭は、意外と多いようですね。

 

しかし励ましたくても、なかなか声をかけられない親がいるのも事実。他のアドバイスを見ていくと、「言葉にするのではなく行動で示してる。好きな料理を作ったり、お出かけに誘ったりしてます」「欲しいものを買ってあげたこともある」という声が上がっていました。子どもの気分が紛れることをおこなうことも、効果的な手かもしれません。

 

家庭によって対処方法が様々な“子どもの失恋”。親として子どもがポジティブになれるよう、サポートしていきたいものですね。

文/牧野聡子