スタミナ食材の代表格である「にんにく」。夏バテ対策のため、これからの時期には欠かせない食材でもありますよね。そこで今回は6月放送の『ZIP!』(日本テレビ系)で紹介された、“にんにく活用法”に注目しましょう。

にんにくの皮むきが超簡単になる裏ワザ

同番組には、にんにく専門店のオーナーである山添三帆先生が登場。最初ににんにくの皮を手軽にむけるテクニックを伝授してくれました。

 

むき方は、まず1粒ずつバラしたにんにくを保存容器に入れます。フタをしない状態で1分ほどレンチン(500W)します。温めたらフタをして、20秒シェイクすれば皮がはがれた状態に。蒸発した水分が実と皮の間に隙間を作るため、皮がはがれやすくなるそうです。

 

続いて山添先生は、使い勝手抜群の調味料“三帆流ガーリックオイル”の作り方を紹介。番組公式のレシピを見ていくと、最初ににんにく10玉の皮をすべてむいた後、お尻部分を1mmカットします。

 

加工後、オリーブオイル大さじ2を入れたフライパンににんにくを入れ、表面が透明になるまで加熱。透明になってきた頃合いで4×8cmの昆布3枚、唐辛子2本を加え、にんにくに焦げ目をつけてください。

「TKGKG」ってなに?

“万能ガーリックオイル”の完成までのプロセスは、あと少し。オリーブオイル400mlをたして煮立ったら弱火に切り替え、塩小さじ2と黒こしょう少々をプラスします。にんにくが柔らかくなれば調理終了。煮沸消毒済みの瓶に入れて冷蔵保存した場合、約1か月ほど保管可能です。

 

ガーリックオイルができたところで、次に知りたいのは万能調味料を活かしたレシピですよね。山添先生は「TKGKG(卵かけガーリックかけご飯)」の作り方も教えてくれました。

 

作り方は簡単で、茶碗一杯分のご飯に卵1個、三帆流ガーリックオイル適量を加えるだけ。オイル漬けしたにんにく本体を入れると風味がアップします。

 

ちなみに実際に食べたKing&Princeの平野紫耀さんは「めちゃくちゃうまい」「一生食べていられる」と大絶賛。ネット上でも「『TKGKG』を食べたけど、悶絶級においしい」「これで今年の夏は乗りきれる」などの声が後を絶ちません。

免疫力アップに最適な「にんにく油」!

“万能ガーリックオイル”にスポットを当てましたが、以前放送された『NHKニュース おはよう日本(関東甲信越)』(NHK)では“にんにく油の作り方”が紹介されていました。

 

調理方法を見ていくと、まずすりおろしたにんにく3かけを2時間ほど放置。寝かせた後、オリーブオイル150mlに漬けて室温で1週間保管します。仕上げに茶こしでにんにくをこせばにんにく油のできあがり。

 

そもそもにんにくには「アリシン」という免疫力を高めてくれる成分が。またアリシンは油に入れることで、より体に吸収されやすくなる「アホエン」に変化。にんにく油を活用すれば、簡単&効率的ににんにくの健康メリットを得られます。

 

医師の篠浦伸禎先生が推奨する摂取量は、1日大さじ1/2~1杯程度。また「にんにく油は基本的に、生活習慣病の予防、改善に役立つ」「簡単に作れる、長持ちする、毎日とるには、やっぱりにんにく油がいちばん楽」とコメントしていました。

 

よりおいしく&効果的に食べられる“にんにく活用術”。夏バテを予防するためにも、ぜひ今回紹介したテクニックを取り入れてみましょう。

文/内田裕子
参照/『ZIP!』公式サイト「大注目のニンニク活用法」https://www.ntv.co.jp/zip/kaiketsu/post/75rswft61c9r2741.html
「NHK首都圏ナビ」公式サイト「コロナ禍でニンニクが大人気!? においを気にせず健康に!」https://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/20210420c.html