生まれてきた赤ちゃんは成長とともに“ハイハイ”を覚えますが、なかなかハイハイができるようにならないと不安に感じますよね。実際にネット上でも、「うちの子が全然ハイハイをしてくれない…」と悩む親が相次いで見られました。
問題があるのか心配になる…
生後10か月の子どもを育てるママは、ハイハイができない子どもに不安を募らせている様子。毎日コツコツ練習させているにも関わらず、全く進歩がないそうです。
「子どもをうつ伏せにするとギャンギャン泣いてしまうのですが、なんとかあやしながら練習を続けてます。このままハイハイができないと体の発達にも影響する気がして、居ても立ってもいられません…」と胸の内を明かしていました。
彼女と同じ悩みを抱える親は多く、「ハイハイができる他の赤ちゃんと比べてしまい、『うちの子は何か問題があるんじゃないか…』と心配になる」「最初は自然とできるようになると思ってたけど、“ずり這い”すら全然しないので将来ちゃんと歩けるか不安…」などの声が上がっています。
ママやパパが手本を見せる!?
“ハイハイができない子ども”を気にかける親は少なくないようですが、世の先輩ママたちからは「うちの子は1歳でようやくハイハイを覚えたけど、特に問題なかったから長い目で見て大丈夫だと思う」「成長スピードは子どもによって違うし、周りの子と比べる必要はないよ」といったフォローの声が。
中には「私の息子はハイハイをしないまま“つかまり立ち”を始めて、そのまま歩けるようになった」というエピソードも見られるため、ハイハイを始めるのが遅かったとしても“子どもの発達に問題がある”と決めつけない方がいいかもしれません。
とはいえ、いつまで経ってもハイハイをしないと不安に感じてしまうもの。
そこでハイハイを覚えさせるための方法として、「ママやパパが実際にハイハイをして見本になってあげるといいかも。楽しそうにハイハイしてる姿を見れば、赤ちゃんも興味を持ってくれるはず」「子どもの好きなものや興味のあるものを少し離れたところに置くのがおすすめ。一生懸命取りに行こうとして、ずり這いやハイハイを始めるよ」などのコメントが寄せられていました。
安全な腹ばい遊びの方法!
ハイハイができるようになるためには、まず“腹ばい”に慣れさせる必要がありますよね。東京都助産師会の公式YouTubeチャンネルでは以前「安全な腹ばい遊びの方法」を紹介していたので、さっそく見ていきましょう。
最初に仰向けの状態で寝ている赤ちゃんに「腹ばい遊びするよ~」と声をかけた後、両手を体の真ん中に寄せて“赤ちゃんの得意な方向”へコロコロと上半身を転がしてください。ちょうど真横を向いたところで、転がすスピードを遅くするのがポイント。
腹ばいの姿勢になったら、今度は両手を“顔の横”に移動させてあげます。あとは背中をなでたりお尻を軽く揉んだりして、腹ばいの姿勢を応援すればOK。ちなみに腹ばいが苦手な赤ちゃんの場合は、“ママの胸の上での腹ばい遊び”をおすすめしていました。
子どもが腹ばいやハイハイをしやすいよう、環境を整えてあげることも1つの手段かもしれませんね。
文/牧野聡子
参照/東京都助産師会「安全な腹ばい遊びの方法【東京都助産師会】【乳児】【発達】」https://www.youtube.com/watch?v=VLaijkC1jwc