肉類・魚介類・野菜などの材料を冷やし固めた料理“ゼリー寄せ”を知っていますか? 一見ハードルが高そうに思えますが、実は想像以上に簡単に作れるよう。今回は6月放送の『ニュース シブ5時』(NHK)で紹介されたレシピに注目しましょう。

牛乳がふわふわに!?

番組では料理研究家の寺田真二郎さんがレシピを披露。サラダ感覚で食べられて見た目も華やかな「牛乳ふわふわ泡のゼリー寄せ」を伝授してくれました。

 

紹介するのは2人分のレシピです。まずは硬めに茹でたブロッコリーと湯むきしたミニトマトを準備してください。さらに茹でえび、ハム、かにかまぼこは食べやすいサイズにカットし、青じそも粗みじん切りに。それぞれ各適量ずつ食材を用意したら、彩りよくグラスに入れます。

 

続いて、粉ゼラチン小さじ2を熱湯大さじ3でよく溶きましょう。ボウルに水90mlと白だし大さじ1を入れ、溶かしたゼラチンのうち3分の2量を混ぜてグラスに投入します。

 

最後に“牛乳ふわふわ泡”を調理。先ほどとは別のボウルに牛乳100mlと残りの溶かしたゼラチンをプラスし、氷水にあてながら泡立て器でふわっとするまで泡立ててください。グラスとボウルそれぞれを冷蔵庫で1時間ほど冷やし固め、グラスのゼリーに泡をふんわりトッピングすればできあがりです。

 

試食した寺田さんは、「まろやかでとってもおいしい」と太鼓判。視聴者からも「作ってみたい!」「夏にぴったり」と好評の声が上がっていました。

簡単アレンジでデザートも!

同番組の公式サイトには、アレンジメニューである「パイナップルゼリー」のレシピも掲載。ゼリー寄せレシピの応用で、食事だけでなくデザートも手軽に作ることができますよ。

 

それでは2人分のレシピを確認。はじめにパイナップルスライス(パイナップル缶)2枚を2cm角に切り、グラスに投入。次に粉ゼラチン大さじ1を熱湯大さじ4でよく溶きます。パイナップルジュース200ml、砂糖大さじ1/2が入ったボウルに溶かしたゼラチンを3分の2量加えながら混ぜ、グラスに注いでください。

 

別のボウルに牛乳100ml、練乳大さじ1/2、残りのゼラチンを入れ、氷水にあてて泡立て器で泡立てましょう。グラスとボウル両方を冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めて、泡をグラスにのせれば完成です。

フランス料理店が紹介するゼリー寄せの作り方とは?

ゼリー寄せのレシピを紹介している専門家は寺田さんだけではありません。東京都のフランス料理店「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三さんも、YouTubeチャンネルで「夏野菜のゼリー 塩レモン味」のレシピを公開しています。

 

最初に下準備として塩レモン作りから。輪切りにしたレモン4個と塩48gを保存容器に入れ、1週間ほど冷蔵室で保存します。1日1回、容器を振って混ぜるのがポイントです。

 

塩レモンが完成したらいよいよ野菜ゼリーに挑戦。まずはフライパンに水1カップを入れて火にかけ、ゼラチン12gを溶かします。フードプロセッサーに塩レモン100gと溶かしたゼラチン・塩・白こしょう各適量を入れて撹拌しましょう。

 

高さのあるタッパーにラップを敷き、ミニトマト8個、枝豆(冷凍)100g、下茹でしたオクラ8本、タッパーの長さに揃えて切ったきゅうり3本を詰めて塩レモンなどを混ぜたゼラチンを投入。冷蔵室で一晩冷やし固めたら調理完了です。

 

涼しげな見た目のゼリー寄せ作りにチャレンジして、あなたも気分を上げてみては?

文/内田裕子
参照/NHK公式サイト「牛乳ふわふわ泡のゼリー寄せ」https://www.nhk.or.jp/lifestyle/recipe/detail/603730.html
NHK公式サイト「見た目ビールのような パイナップルゼリー」https://www.nhk.or.jp/lifestyle/recipe/detail/603729.html
「オテル・ドゥ・ミクニ」公式YouTube「『夏野菜のゼリー』塩レモンでダシ要らず!|シェフ三國の簡単レシピ」https://www.youtube.com/watch?v=f-YEAzPT6e4