子どもに言われた“何気ないひと言”で傷ついた経験はありませんか? 先日、SNS上に「娘に給食の方がおいしいと言われた…」というママからの嘆きが。料理に自信があったため、子どもの発言に戸惑いを隠せないようです。
“給食の方がおいしい”発言に絶望する親
“給食の方がおいしい”発言を聞いたのは、家族みんなで夕食を食べていた時のこと。
何気なく「給食とおうちのごはん、どっちが好き?」と小学校低学年の娘にたずねたところ、「給食が一番好き」「おうちで食べるごはんよりも給食の方がおいしい」とショッキングな返答が…。その場では平静を装っていましたが、心の中で「給食に負けた…」と悔しくて仕方がなかったそうです。
“給食の方が好き”というひと言にショックを受けた経験がある人は多く、「毎日頑張ってごはんを作っている中で、“給食よりも劣っている”と知った時は絶望した」「味つけにこだわって作っているので、まさか給食に負けるとは思ってもみなかった」などの声も。多くの親は、子どもの言葉によって自信を喪失しているようですね。
料理上手になるキッカケに!?
“落胆する派”が目立つ中、素直に子どもの感想を受け止める人も少なくありません。
“受け止める派”の言い分を見ていくと、「学校の給食は大量に作ってるため、旨味が多く出たりする。家で出せない味が作れるから張り合ってもしょうがない」「確かにショックだけど、私の場合は給食の好きなメニューを聞いて真似するようにしたよ」といった主張も。中には、「学校に問い合わせてレシピを聞いた」というストイックな人も見られました。
確かに“給食の方がおいしい”発言は心にダメージを受けるフレーズですが、アドバイスとして「料理を改善するキッカケにするべき」とコメントする人も多数。
たとえば「単純に比較されて負けるのが悔しい。それからは、子どもが好きな味をひたすら研究」「レシピ本や動画を見て、料理のクオリティを向上させた」などの声も。事実を知った後、改善しようとする姿勢も大切なのかもしれません。
給食好きな子どもってどのくらい?
多くの親がショックを受けている“給食の方がおいしい”発言について注目しましたが、そもそも給食好きな子どもはどのくらいいるのでしょうか?
ニフティ株式会社は、以前“「給食」に関するアンケート調査”を実施しました。小中学生を中心とした子どもたち(学校給食がある人)に“給食は好き?”と質問したところ、小学生の場合は59%が「好き」と回答。中学生では小学生よりもやや少ない46%が「好き」と答えています。
“給食で好きなメニュー”もたずねると、「カレーライス(48%)」が第1位に。続いて「フルーツポンチ(47%)」「あげパン(43%)」の順でランキング入り。他には、「からあげ(39%)」や「ハンバーグ(29%)」といった“おうちごはん”の定番料理も登場しました。
できれば言われたくない「給食の方がおいしい」というフレーズ。給食とおうちでのごはんを比べるのではなく、どちらも好きでいてくれたら理想的ですね。
文/河井奈津
参照/ニフティ株式会社「『給食』に関するアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000180.000023383.html