人との出会いが増えた際、新しく名前を覚えるのは意外と大変です。せっかく名前を覚えても、相手と会った時に限って思い出せないことってありますよね。“名前を思い出せない”問題に直面した場合、どのように対処するのがベストなのでしょうか?

ハイテンションなら乗り切れる!?

実は5月放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で取り上げられた同問題。ことの発端は、歌手やタレントとして活躍するマットローズさんの「(名前を思い出せない時)みなさん、どういう顔して逃れるのかなって」という疑問でした。

 

MCの松本人志さんや他の出演者が「難しい」と回答に困る中、「その人のテンションを上回る」と自己流の対処法を語り始めたタレントの菊地亜美さん。

 

話によると、名前を覚えてない人に声をかけられたら「こんなとこで会うと思わなかった」「けっこう久しぶりですよね」とハイテンションで話しかけるそう。常に“自分のこと”を喋り続け、“昔の話”をさせないことでその場を切り抜けられたといいます。

 

菊地さんの“強引な対処法”を知った視聴者からは、「私もテンションで誤魔化しがち」「元気よく喋っていれば何とかなるよね」などの声が寄せられていました。

意外と使えるフレーズ「名前、何だっけ?」

菊地さんの荒業ともいえるテクニックに注目しましたが、世の中のママたちはどのように切り抜けているのか気になるところ。

 

ネット上には、「世間話で済む場合は、あえて名前を聞かずに相手の会話に合わせる」「前回会った時の記憶がなければ、『前ってどこで会いましたっけ?』とたずねる。思い出せば話が膨らむので、名前よりも出来事を聞くようにしてるかな」などの意見が上がっています。

 

しかし名前を忘れた状態で喋っても、心の中はモヤモヤしたまま。相手を傷つけずに“名前を聞く方法”はあるのでしょうか。

 

ネット上では「『名前を聞いてもいいですか?』と質問。だいたいの人が名字を答えるので、『できたら下の名前を教えてほしいのですが…』とカバーすればOK」「ニックネームを聞くのもアリです。そこから本名を割り当てやすい」といったテクニックが。どうしても名前を思い出せない時は、真似してみてもいいかもしれません。

もの忘れと認知症の違いって?

様々な対処法が寄せられる中、「名前を覚えるのが苦手」「頻繁に名前を忘れてしまう。かなり酷いので、不安になることもあります」などの声も。あまりにも名前を忘れるため、「これって病気なの?」と疑いを抱く人も少なくないようです。

 

以前放送された『健康カプセル! ゲンキの時間』(TBS系)では、“単なるもの忘れと認知症の違い”を解説していました。

 

同番組いわく、人の名前が出てこないのは単なるもの忘れ。認知症の場合はそもそも会った人の名前や特徴すら記憶できず忘れてしまうため、名前を聞いても「スッキリしない」「わからない」という特徴が。パっと名前を思い出せない機会が多い人は、まず自分に合った“覚えやすい方法”を見つけてみるとよさそうです。

 

意外と遭遇する場面が多い“相手の名前がわからない”問題。もし名前が思い出せない人に出会ったら、今回紹介したアドバイスを参考にしてみて。

文/河井奈津
参照/『健康カプセル! ゲンキの時間』公式サイト「もの忘れ外来」https://hicbc.com/tv/genki/archive/190127/