学校で性教育をすれば、「寝た子をおこすな」という声が上がって問題になってしまうケースもある一方、ネットには性の情報が氾濫し、性被害も低年齢化しています。 幼児や小学生の子どもたちを性的被害から守るために、大人は何をしたらいいのでしょうか?

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誰にも相談できない、子どもたちの「性被害」

全国で、児童相談所が対応した児童虐待件数は122578件になり、過去最多を更新(平成28年/厚生省調べ)。その内訳として「心理的虐待」が51.5%、「身体的虐待」が26%、「ネグレクト」が21%、「性的虐待」は1.3%。 数字だけを見ると「性的虐待」は最も少ないと思われがちですが、この数字は氷山の一角だからこそ。それだけ表面化しにくいものであることを物語っている。 また、警視庁の調査によると、性犯罪やDVなどの被害にはじめてあった際、4割の人が誰にも相談せず、8割の人が自治体の相談窓口を知らなかったという実態が明らかになった。 誰にも相談していない被害のうち、最も多いのは児童虐待の74.3%で「低年齢だったため相談に思い至らなかった」、性的被害は52.1%で「他人に知られたくなかった」などの理由が多かった。