仕事ではミスを防ぐための“確認作業”が必要不可欠。「これでよし!」と自信を持てたらベストな状態ですが、中には何度チェックしても安心できない人がいるよう。心配症のとある女性は、「何度も確認する癖をやめたい…」と悩みをもらしていました。
心配症のせいでやめられない確認作業…
さっそく悩みの種となっている行動を見ていくと、女性いわく「書類の記入漏れや誤字の確認を何度もくり返しやってしまう」「1度OKを出したものでも時間が経てば再び確認」とのこと。必要以上にチェックしても不安が残ると彼女はいいます。
「確認をやめられない」と嘆く人は多く、ネット上には「本音を言えば他の人にも見て欲しいけど、手を煩わせたくないので頼めない」「周りは短い時間で終えられるのに、私だけ倍以上の時間が…。効率が悪すぎるから、心配症を何とかしたい」などの声が。心配症という性格は、仕事で大きな“足かせ”になっているようです。
安心できる方法を見つけるべき?
“何度も確認する”行為に悩む声が相次ぐ中、心配症の人をフォローするコメントも少なくありません。“何度も確認する派”に対して、「やり過ぎはもちろん良くないけど、適当にチェックするよりも全然いいと思う。苦にならない程度で納得できる方法をぜひ見つけてほしい」といった意見が上がっています。
とはいっても、肝心なのは“何度も確認しなくて済む方法”を知ること。確認時間の短縮に成功した人からは、「見るべきポイントをまとめた“チェックシート”を作成するのがおすすめ。シートを見ながら確認して、大丈夫なら各項目に丸をつければミスを防げる」「チェックする回数の上限を決めましょう。たとえば『2回まで』と設定して、上限に達した後はスパっと切り上げてください」というアドバイスが。
「これで大丈夫!」と確信を持てる方法を見つけることが大切なのかもしれません。
心配症でネガティブな人は長生きしやすい!?
“何度も確認する”行為の原因でもある「心配症」。心配症と聞いた時に悪い印象を持つ人は多いと思いますが、実は心配症にもメリットがあるよう。
メンタリストのDaiGoさんのYouTubeチャンネルでは、以前“心配性の【すごいメリット】”という動画を公開しました。
DaiGoさんによれば、神経症的傾向が高い人(心配症)は長生きしやすい傾向が。もっと詳しく説明すると、神経症的傾向が高くて「メンタルが弱い」「自分の健康状態を良くはない」と思っている人は死亡率が低くなります。
反対に、神経症的傾向が高い人でも“メンタルは弱いけど、自分の健康状態を良い”と思っている場合、死亡率が高くなるとのこと。心配症は体の状態が良くないと自覚して健康に気を遣うため、“長生きしやすい”と考えられています。
また心配症の人が自分に「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせるのは逆効果。パフォーマンスが下がる原因になるので、“自分は普通より下だ”と考えて必要な準備をより深めていくことが大切です。
ひと口に“心配性”と言っても、悪い面だけでなくいい面もある様子。自分の性格を熟知して、さまざまな場面で臨機応変に対応できるといいですね。
文/河井奈津
参照/メンタリストDaiGo公式YouTube「心配性の【すごいメリット】」https://www.youtube.com/watch?v=CJ0It-jTb6c