大人気推理コミック『名探偵コナン』(小学館)。主人公・江戸川コナン(工藤新一)の大好物が「レモンパイ」という事実をご存じでしたか? 以前放送された『グレーテルのかまど』(NHK)では、「『名探偵コナン』のレモンパイ」レシピを紹介していました。
レモンジャムの作り方!
まずは事前に用意しておいた3等分の「折り込みパイ生地」を、それぞれ3mm厚の四角形にのばす工程からスタート。フォークで生地に空気穴をあけたら、冷蔵庫で30分やすませます。その間に、味の決め手となる「レモンジャム」を作りましょう。
洗剤を使ってレモン2個をよく洗い、皮をむいて果肉を約2~3cmのざく切りに。皮は薄くスライスして約30分お湯で煮詰めますが、ここで皮の苦味を取り除くために3回“茹でこぼす”のがポイントです。
先ほどカットした果肉は水(果肉の倍量)と一緒に鍋の中へ投入。果肉を潰しながら約30分煮ていき、その後ザルにあけてこします。仕上げにレモン果汁、レモンの皮、グラニュー糖10gを火にかけて、105℃まで煮詰めれば完成。できあがった「レモンジャム」は常温に冷ましてから、冷蔵庫で保存してくださいね。
レモンパイの組み立て方法は?
続いて濃厚な味わいが特徴的な「レモンカード」作りに挑戦。まず皮をすりおろしたレモン2個を絞って、果汁をこします。次にレモンの皮、果汁60g、無塩バター90gを鍋に入れ、バターが溶けるまで加熱。ボウルの中で全卵Mサイズ2個分、グラニュー糖100g、コーンスターチ8gを撹拌したら、熱した“レモンバター”と混ぜ合わせましょう。あとはなめらかな状態になるまで火にかけ、こし器でこすだけです。
レモンジャムとレモンカードが準備できたところで、いよいよ“組み立て”の作業に。パイ生地1枚をパイ皿に敷き、レモンジャム30gとレモンカード200gを順番に塗り広げます。その上にパイ生地1枚を重ねたら、表面に卵適量を塗布。その後1.5cm幅にカットした生地6本を、編み込むイメージで“格子状”にセットしてください。
パイ皿からはみ出ている余分な生地は“包丁の背”で切り取り、再び全体に卵を塗ればOK。2cm幅にカットした生地2本を“パイの縁”に重ねた後、「卵を塗る」「生地に空気穴をあける」といった工程もおこないます。
知っておきたいレモンの豆知識!
最後は200℃のオーブンで約50分加熱し、焼き上がったら表面にシロップ(水10ml、グラニュー糖10g)を塗ればできあがり。同レシピを実食した俳優・瀬戸康史さんは、「酸っぱいんだけど甘い」「2種類のジャムとクリームで食感も違う」などとレビューしていました。
本格的なレモンパイのレシピを取り上げましたが、メイン食材の“レモン”は体にも良いそう。JAグループの公式サイトには、「柑橘トップクラスのビタミンC」「風邪の予防や美肌づくりに有効」といった説明文が記載されています。
ちなみにレモンを購入する場合は、表皮がなめらかでハリがあるものがおすすめ。ずっしりとした重みがあったり、色にムラがないものも良品の証拠ですよ。
名探偵コナンこと工藤新一の大好物スイーツをぜひ家庭で作ってみては?
文/牧野聡子 ※画像はイメージです
参照/『グレーテルのかまど』公式サイト「~名探偵コナンのレモンパイ~より」https://www.nhk.or.jp/kamado/recipe/345.html
参照/JAグループ公式サイト「春・冬の旬野菜 レモン」https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=82