家庭で手作りギョウザを振る舞う人は多いかもしれませんが、たまには“洋風”のおしゃれな味も楽しんでみませんか? 以前放送された『あさイチ』(NHK)では、一流シェフがオリジナルの“絶品ギョウザレシピ”を紹介していました。

ハーブを入れ込んだ“特製あん”!

イタリアンの巨匠・落合務シェフが考案したレシピは「サルシッチャ・ギョーザ」。イタリアのソーセージをイメージした“洋風ギョウザ”で、粗びき肉の旨味とハーブの香りが見事にマッチした一品です。

 

まずはボウルの中に、細かくみじん切りにしたセージ2枚、ローリエ1枚、にんにく1かけ、赤唐辛子1/3本と豚ひき肉(粗びき)380g、シェリー酒大さじ1、塩小さじ1、オリーブオイル大さじ1、すりおろしたパルメザンチーズ大さじ3強を入れて混ぜ合わせましょう。

 

できあがった“あん”はギョウザの皮(大判)20~25枚で1つずつ包みますが、包み方は各家庭のやり方でOK。続いて間隔をあけながらギョウザの半量をフライパン(フッ素樹脂加工)に並べ、お湯をギョウザの高さの3分の1まで注ぎます。フタをした状態で約1分半強火で加熱したら、中火に切り替えてさらに約1分半蒸し焼きに。しっかり水分を飛ばしてオリーブオイル大さじ1を回しかけ、あとは弱火でカリッとするまで焼き上げれば完成です。残りのギョウザも同様の方法で焼いてくださいね。

ソースにトマトジュースを活用!

ギョウザを作り終えたところで、今度は“ソース”を作成。最初にフライパンでオリーブオイル大さじ1とみじん切りにしたにんにく1/3かけを投入し、中火でキツネ色になるまで炒めます。その後トマトジュース(無塩)220ml、塩小さじ1/4を入れて、3分ほど煮詰めましょう。にんにくは色がついてから焦げるまでが早いため、手早くトマトジュースを注いだ方が良いそうです。

 

トマトジュースが半量になったら、最後はみじん切りにしたバジル3枚を加えてひと混ぜするだけ。イタリアン風のソースにつけて食べる“新感覚のギョウザ”は、ワインのお供に最適なレシピかもしれません。

 

MCの博多華丸さんは味や食感について、「ミートソースをギョウザ(の皮)で包んだ感じ」「モチモチ(した食感)がすごい」とレビューしていました。

「ギョウザの夕食登場率ランキング」1位を発表!

ご飯のおかずとして多くの人から親しまれる“ギョウザ”ですが、地域によって食卓に登場する頻度も変わってくる様子。株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントが以前実施した「『自宅で食べた夕食メニュー』に関する調査」によると、「家庭の夕食におけるギョウザ登場率」は「群馬県」が1位でした。

 

また同調査では、「ギョウザを夕食メニューに選んだ理由」もリサーチ。全体で最も多かったのは「家族の好きなメニュー・家族の要望なので(42%)」という回答で、他にも「自分の好きなメニューなので(30%)」「簡単に済ませたかったので(27%)」などの理由がトップ3にランクインしています。

 

家族からのリクエストはもちろん、自宅でおいしいギョウザを食べたくなった時は「サルシッチャ・ギョーザ」に挑戦してみては?

文/内田裕子
参照/『あさイチ』公式サイト「サルシッチャ・ギョーザ」https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/210518/recipe_1.html
参照/株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント「『自宅で食べた夕食メニュー』に関する調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000011405.html