子どもが幼いうちは“抱っこ”をする機会が多いですよね。時には親だけでなく、親戚やママ友などに抱っこされる場合もあります。先日、ネット上には「自分の子どもを他人に抱っこさせたくない!」という声が寄せられていました。

他人の抱っこが不安…

よく周りから「子どもを抱っこさせてほしい」と頼まれる育児中のAさん。断りにくいため仕方なく許可していますが、心の中では「抱っこに失敗して落としたらどうしよう」「他人に触れてほしくない」と思うのが本音です。しかし他のママを見ていると、何も気にしない様子で他人に自分の子どもを抱っこさせていました。

 

「気にしすぎなのかも」と感じたAさんは、SNS上に「他人に抱っこされるのがとても嫌なのですが、気にしない方がいいでしょうか?」と質問。意外にも共感者が続出し、「実は私も“他人に抱っこさせたくない派”。できたら仲良くない人に子どもを近づけたくない」「子どもが懐いていれば大丈夫だけど、そうじゃなければ断りたい」などの声が尽きません。

嫌じゃない派の主張は?

Aさんのように他人の抱っこを嫌がる人は少なくないようですが、「喜んで抱っこしてもらう」という主張も多数見られます。たとえば「ママ友や子どもがいる人なら、安心して任せられる。人と触れ合う回数は多い方が子どものためにもなる」「うちの子どものことを『可愛い』と思った人には、ぜひ抱っこしてほしい」といったコメントも。子どもの扱いに慣れた親や子ども好きな人であれば、抱っこを許す場合が多いのかもしれないですね。

 

しかし時には「抱っこをどうしても断りたい」と思う場面もあるはず。そんな時に役立つアドバイスを見ていくと、「『抱っこしたい』と言われたら、『人見知りのせいで他人に抱っこされるのが嫌い』と伝えれば諦めてくれる」「抱っこよりも『頭を撫でられた方が嬉しいみたい』って言うようにしてます」などがあげられていました。

抱っこにはメリットが盛りだくさん!

“他人に抱っこさせる”問題に対して様々な意見が寄せられましたが、男性保育士&YouTuberのてぃ先生によると“抱っこは子どもにとってメリットがある行為”とのこと。そこで、ここからは以前にYouTubeで公開された動画“子どもを抱っこするのが良いことばかりな理由”を見ていきます。

 

てぃ先生は最初に“そもそも抱っこ癖なんていうものはない”と説明し、さらに「子どもが抱っこを求めるのには理由があります」とコメント。「寂しい」「安心したい」などのキッカケがあって子どもは抱っこをせがむため、「抱っこ癖がつくからしない」と断れば、愛情が満たされず問題行動に発展することも。

 

一方で、抱っこを求められるたびに応えると、安心して周りのことにも目が向くようになります。他にも「成長ホルモン分泌の促進」「脳機能の向上」といった効果も期待できるそう。ちなみに抱っこが難しい時は、ハグなどのスキンシップでも大丈夫です。

 

抱っこにメリットがあったとしても、他人に“抱っこさせるorさせない”の判断は親によって様々。どうしても抱っこさせるのが嫌な時は、アドバイスの声を参考にしてみてはいかがでしょうか。

文/牧野聡子
参照/てぃ先生公式YouTube「【抱き癖なんてない】子どもを抱っこするのが良いことばかりな理由」https://www.youtube.com/watch?v=Cp1q-PGkok0