みなさんは、パートナーとのスキンシップって大切にしていますか? 手をつないだりハグをするなど、夫婦によって触れ合い方は様々。しかし子どもの前でスキンシップを取った場合、子どもが親に対して嫉妬することもあるそうです。
子どもの前でのハグはNG?
話の発端は、とあるママが旦那と“挨拶のハグ”をした時のことでした。ハグしている姿を見た3歳の娘は、「2人だけでズルい!」と激怒。その後、娘に怒った理由をたずねたところ「自分だけ仲間はずれにされた」「私のことが好きじゃないんだ」と答えました。「子どもの前でのハグは良くないのかも」と思い始めたママは、ネット上に「夫婦のスキンシップはどこまでOK?」と質問しています。
彼女の疑問に対して、「うちの息子もまったく同じ。すぐに嫉妬する」「就園前の娘は夫婦でのスキンシップを見ると、“疎外感”を感じて落ち込む」など共感の声が続出。軽くハグをしただけでも、不満に思う子どもは少なくありません。
スキンシップを習慣化するべき!?
他には「ハグくらいなら問題ない」「手をつなぐ、挨拶のキスは全然アリだと思う」といった意見が。それでは、子どもに不快感を与えないようスキンシップを取るにはどうすればいいのでしょうか?
アドバイスを見ていくと、「夫婦だけでハグをするのではなく、子どもにもハグをすれば大丈夫」「スキンシップの頻度が少ないのに、思いつきでハグをすれば子どもはビックリする。習慣化すれば違和感がなくなるよ」という主張が上がっていました。
また夫婦のスキンシップは、子どもに“両親が仲良し”と思わせる効果が。というのも日常的にスキンシップを取っている人からは、「仲良くしている様子を見せた方が子どもに安心感を与えられる」「夫婦のケンカは子どもに悪影響。反対に程よくスキンシップを取る親であればハッピー感も増すはず」などのコメントが。
「ハグやキス程度ならOK」と感じる親は多い様子。まずは子どもを驚かせないためにも、“スキンシップの習慣化”を実践してみるのもアリですね。
年代が上がることにスキンシップの数が減少
夫婦の良好な関係を築くために大切な“スキンシップ”。いつまでも仲良く過ごしたいものですが、年齢を重ねるごとにスキンシップの頻度が減少してしまうようです。
株式会社リビングくらしHOW研究所が以前実施した「夫婦関係についてのアンケート」によると、夫と腕を組んだり手をつなぎたいと思う妻は年代が上がるごとに減少。詳しく年代別の結果を見ていくと、“夫との外出時に腕を組んだり手をつないでいる”と答えた割合が最も高かったのは20代女性(よくする35.8%、たまにする32.1%)でした。
しかし30~60代にかけて“腕を組む&手を握る”派は減っていき、60代の場合は「24.7%」という割合に。同調査を通して「中学・高校生の母は夫婦間のコミュニケーションやスキンシップが希薄で満足度低め」という傾向が明らかになっています。
夫婦の関係性は家庭によって違うもの。親として子どもが不満に思うことのないように配慮したいものですね。
文/牧野聡子
参照/株式会社リビングくらしHOW研究所「夫婦関係についてのアンケート」https://www.kurashihow.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/201810_the-marital-relationship.pdf