みなさんの子どもは、しっかりと宿題をやっていますか? 中には宿題を怠ける子どもに手を焼く親もいると思います。そこで今回注目するのは、“宿題が終わらない子どもを手伝うのはアリか?”問題。さっそくママたちの意見を見ていきましょう。
子どもの宿題を手伝うのはズル?
最近、相談者のAさんはママ友とちょっとした口論に。問題になったのは、ママ友の「宿題がどうしても終わらない時は私も一緒にやる」という発言。ママ友の言葉に対して「それってズルじゃない?」「子どものためにならない」と伝えたところ、「終わらないまま学校に行くよりかはマシ」と言い返されたそうです。
ママ友との口論がキッカケになり、Aさんは「宿題は自力でやるものだと思うのですが、みなさんはどう考えますか?」と周りにアドバイスを求めていました。相談者の質問&経緯を知った人からは、「自分でやり切るのが理想。でも子どもが小学生のうちだったら、手伝っちゃうかな」「答えを教えるのはよくないので、ヒントを出してあげる」といった声が。宿題を丸々やってあげることはしないにせよ、子どもに助言する親は一定数いるようです。
宿題の目的を理解するべき!?
一方で、Aさんと同じく“手伝わない派”からも数多くのコメントが登場。たとえば「親が手伝ってしまえば、子どもが“甘えてもいいんだ”と誤解する。自分の力でやることに意味があると思う」「宿題に専念させるため、息抜きのお菓子を作ったりそれ以外の部分でサポートする」などの主張が上がっていました。
また「宿題は終えることがゴールではなく、しっかり学習することが目的」「“期限までに提出物を揃える”という社会のルールを覚えるために“宿題”がある」といった声も少なくありません。
ちなみに「親にまったく手伝ってもらえなかった」と過去を振り返る女性からは、「どんな状況でもサポートしない親だったけど、そのおかげで“やり切る力”が備わった」とのコメントが寄せられていました。
夏休みの宿題を手伝う親は多数…
“宿題を手伝う”問題にスポットを当てましたが、“夏休みの宿題”になると事情が変わってくる模様。というのも以前に株式会社イオレが実施した“「夏休みの宿題」に関するアンケート調査”によると、“宿題を手伝わない”と答えた人はわずか18.2%でした。
さらに“つい手伝ってしまう宿題”の結果を見ていくと、最も多かった回答は「自由研究(50.3%)」。他には「工作(32.0%)」「読書感想文(29.7%)」などがあげられています。ほとんどの親が夏休みの宿題を手伝っているのは意外ですね。
また“最後まで残りがちな夏休みの宿題”もたずねたところ、ダントツでトップになったのは「読書感想文(53.0%)」でした。2位からは「自由研究(48.1%)」「工作(21.3%)」の順でランクイン。「読書感想文」「自由研究」の2つは、“最後まで残る宿題”の定番になりつつあるようです。
“手伝うor手伝わない”の判断は親によって違うもの。最初から「手伝わない」と決めるのではなく、子どもの状況に合わせて臨機応変に対応するのがいいかもしれません。
文/内田裕子
参照/株式会社イオレ「『夏休みの宿題』についてのアンケート」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000030850.html