会話の中で、悪気なく言った言葉なのに相手を傷つけたことってありませんか? 先日、ネット上では「『もっと大きなお子さんがいると思った!』って言われた…」というコメントが。日常的に使われているフレーズに思えますが、何が問題なのでしょうか?

モヤモヤする人が続出!?

1児のママである女性のAさんは、久しぶりに知人のBさんとランチに。子育ての話になった際、Bさんは「お子さんってまだ小さいんだね! 高校生くらいの子どもがいるかと思った」と発言。その瞬間は普通に返答していたAさんですが、後々になって「老けて見られてるのかな?」と思い始めました。

 

そしてモヤモヤした気持ちが強くなり、彼女はSNS上で「みなさんは『大きな子がいると思った』発言ってどう思いますか?」と質問。相談者のモヤモヤに共感する人は多く、「確かに『老けてるって意味?』と勘ぐってしまう」「言葉の裏に『見た目の“割には”子どもが小さい』と言われている気がしちゃう」などの声が。

 

意外にも「大きな子がいると思った」発言に対して、不満を募らせる人が多いようです。

深く考えすぎ?

“不満派”からの声が目立つ一方で、「悪い意味で言ってないのでは?」という意見も少なくありません。「大きな子がいると思った」と発言した経験のある人からは、「とてもきれいにメイクをしてたので、てっきり子育ては落ちついているのかと思った。子育てに追われてたら、自分のことは後回しにしがちなので」といった主張が寄せられていました。

 

ほかには、ダイレクトに「老けて見えますか?」と聞き返したという人も。相手の返答として「若い時に結婚したのかなって勝手に決めつけていた」「完全に人違いで、違う人のことを思い出していたかも」などのコメントが。言葉自体に深い意味はなく、相手の勘違いや思い込みによる発言の可能性も考えられます。

 

違う意見を見ていくと、「深く考えすぎ! 気にしないのが一番」というシンプルな声も多数。相手に悪気がない時もあるので、深く考えすぎない方がいいかもしれません。

ママ友のひと言で傷つく人も… “ほどよい距離感”が大切!

「大きな子がいると思った」という発言を気にする人は多いようですが、ママ友からの何気ないひと言に傷ついたというコメントの中には別の例も。たとえば「私の着ている服を見て、『老けて見えるからやめな』と言われた…」「『運動した方がいいよ』と伝えられたけど、太ってるってこと?」などの声が上がっています。

 

ちなみに株式会社コズレは、以前“ママ友・パパ友に関するアンケート調査”の結果を公開。回答者に“ママ友&パパ友とうまく付き合うコツ”をたずねました。

 

ダントツで1位になったのは、全体で85.7%の「ほどよい距離感で付き合う」。次いで「無理をしない(59.6%)」「気が合う・価値観が合う人とだけ付き合う(48.4%)」と続きます。ママ友との付き合いは“ほどよい距離感”が大切なので、付き合いにくいママ友がいた時は“遠すぎず近すぎない距離”を見つけることを心がけるといいかもしれませんね。

 

賛否の声が上がった「大きな子がいると思った」発言。どうしても気になる場合、角が立たないように真意を確かめてみては?

文/牧野聡子
参照/出典:「ママ友・パパ友に関する調査(株式会社コズレ)」http://www.cozre.co.jp/blog/3213/