みなさんは、ご近所さんからクレームを言われた経験ってありますか? 迷惑をかけたことが事実であれば、しっかりと謝らないといけませんよね。しかしクレームの原因が夫にある場合、妻も謝罪するべきなのでしょうか?
代わりに謝るのが納得できない…
ネット上で「納得できない」と憤怒している女性のAさんは、「近所の人に『旦那さんがベランダで作業してる時、騒音がうるさいからやめてほしい』とクレームを言われた」「私は何も悪くないのに、なぜ怒られなければいけないのか…」と不満をもらしていました。
彼女の“怒りの声”を見た人からは、「私もたまたま夫がいなくて、代わりに注意された。しかも全く知らないことだったので、なおさら理不尽に感じる」「旦那に伝えづらいのか、私にクレームを言ってくるご近所さん。言われる度にムカムカします」など共感の声が。夫の代わりに怒られる妻は、意外と多いようですね。
夫のミスは家族みんなのミス?
「夫の代わりに怒られた」と嘆く人が目立つ中、「連帯責任だから仕方ない」という指摘の声も。詳しく見ていくと、「夫のミスは家族みんなのミス。家族なら代わりに謝るのは当然なのでは?」「『自分は悪くないのに…』と考えるのがおかしい。問題を把握しきれていない家族側にも落ち度はある」などの指摘も少なくありません。“代わりに怒られた”という事実にスポットを当てるのではなく、“問題に気づけなかった”ことを反省した方がいいのかもしれません。
ちなみに妻が代わりに謝った後、改めて夫に謝らせるケースも。たとえば「“代わりに怒られて終了”でも問題ないけど、クレームの原因である夫に謝らせた方が相手の印象はより良くなる」「“本人の謝罪”までがセット」といった主張も。ご近所さんの不満を大きくさせないためにも、夫婦で謝るようにするのがよさそうです。
“とりあえず謝る”が効果アリ!?
様々な意見が寄せられた“夫の代わりに謝る”問題。自分に過失がない状態で謝るのは確かに納得できないものですが、メンタリストのDaiGoさんいわく、“とりあえず謝る”行為は相手の信頼感アップにつながるそう。
そこで、ここからはDaiGoさんのYouTubeチャンネルで公開された動画「悪いことしてないのに【謝ると激しく得する】条件とは」に注目してみましょう。
ハーバードビジネススクールの研究では、通行人に声をかけて“携帯電話を借りる”という検証を実施。声をかける時は「普通に『貸してくれませんか?』とお願いする」「雨が降っていることを謝ってから『貸してくれませんか?』と頼む」の2通りです。2つの結果を比べたところ、“謝った後にお願いした人”は貸してくれる確率が45%も上がりました。
DaiGoさんは「“個人の力ではどうにもならないようなこと”に対して謝ると、信用感が高まる」「コミュニケーションの信頼感を高める方法は“謝罪”」とコメント。ご近所さんにクレームを言われた際、とりあえず謝るのも1つの手かもしれません。
“夫の代わりに謝る”行為に対する捉え方は人によって違いますが、クレームが起きないように気をつけたいものですね。
文/牧野聡子
参照/メンタリストDaiGo公式YouTube「悪いことしてないのに【謝ると激しく得する】条件とは」https://www.youtube.com/watch?v=9unb9p02Q6o