本格的な「グラタン」の味を、家庭で手軽に再現してみませんか? 以前放送された『あさイチ』(NHK)では、老舗フレンチレストランの総料理長・富田高彦さんが「えびマカロニグラタン」の作り方を教えてくれました。

キーポイントは「魔法のルー」!?

まずは味の決め手となる“ホワイトソース”から作っていきましょう。フライパンにバター30gを溶かし、振るった小麦粉30gを弱火で5分炒めます。本来ならここで牛乳を加えていきますが、富田さんは調理を一旦ストップ。フライパンの中身を小鉢に移して、冷蔵庫で冷やし始めました。30分後にできあがったのは「魔法のルー」。“なめらかなホワイトソース”を作るうえで欠かせない存在のようです。

 

続いて鍋に入れた牛乳300mlを約40度に温めたら、一度火を止めて「魔法のルー」を投入。ホイッパーでしっかりルーを溶かしていき、ローリエ1枚とコンソメ顆粒小さじ1を加えた後に再び点火します。あとは中火で5分ほど煮込めば、ホワイトソース作りは完了。煮込んでいる最中は、ソースを焦がさないように木べらでかき混ぜてくださいね。

牛乳を足してソースをゆるくする!?

ホワイトソースを作り終えたところで、今度は“グラタン”を調理。フライパンでスライスした玉ねぎ100gとマッシュルーム100g、背わたを取ったむきえび200gを炒め、風味づけに白ワインで蒸します。むきえびは赤くなってきたタイミングで一度取り出しましょう。富田さんは理由について、「えびは火を入れすぎるとかたくなる」と説明していました。

 

その後、茹でたペンネパスタ適量とホワイトソースを具材と一緒に混ぜ合わせますが、ここで牛乳適量を足して“ソースをゆるくする”のがポイント。

 

そしてより濃厚な味わいに仕上げるため、生クリーム、粉チーズ、ナツメグ各適量をプラスします。あとはグラタンを容器に移し、先ほど取り出したむきえび、下茹でしたブロッコリー、粉チーズ、パン粉、澄ましバター各適量をトッピング。温めたオーブンで10分ほど焼き上げれば、本格的な「えびマカロニグラタン」の完成です。

 

同レシピを実食した番組MCの博多大吉さんは、「おいしい!」「ほんと外食の味。家で食べるグラタンとはちょっと違う」などと絶賛していました。

ヘルシーで簡単な「豆腐のグラタン」!

タレントの草彅剛さんも、以前自身のYouTubeチャンネルで“グラタン”のレシピを公開。「そんなに時間かかんないし、ヘルシーなんだよね」とコメントしていた「豆腐のグラタン」の作り方をチェックしていきましょう。

 

まずはキッチンペーパーで包んだ豆腐1丁を3分レンチン(600W)する工程からスタート。豆腐を温めている間、カットしたベーコンと玉ねぎ各適量を炒めていきます。あとは耐熱容器の中に“スプーンで崩した豆腐”、コンソメ顆粒適量、溶き卵1個、チーズ適量、炒めたベーコンと玉ねぎを入れたら、200度のオーブンで10分加熱するだけ。草彅さんは“朝ごはん”や“お酒のおつまみ”として同レシピをすすめていました。

 

今回紹介したレシピのコツを抑えて、おいしいグラタンを作ってみては?

文/内田裕子
参照/草彅剛公式YouTube「【料理】超簡単にできてヘルシー! 朝ごはんにも夜のつまみにもオススメな『豆腐のグラタン』!」https://www.youtube.com/watch?v=1aTD4AGqds8