幼稚園や学校は集団生活の場ですが、時に“子ども同士のトラブル”が発生することも。関係を修復できない場合、お互いに距離を置くのも一つの手かもしれません。先日、ネット上には「トラブルがあった子と同じクラスになった」というお悩みが寄せられていました。
大喧嘩した生徒と再び同じクラスに…
注目が集まったのは、小学3年生の息子を育てている女性からの嘆き。彼女の説明によると、息子と同級生のAくんは小学2年生の時に大喧嘩をしてしまったそうです。
喧嘩してからも不仲は続き、息子は親に「もう会いたくない」と不満を吐露。ママは「クラス替えがあるから何とかなる」と思っていましたが、実際に3年生になると息子とAくんは再び同じクラスに。そこで女性は「喧嘩をした子どもと再び同じクラスになった時、親としてどうするべき?」と周りにアドバイスを求めています。
“トラブルがあった子ども”と同じクラスになるケースは意外と多く、「問題になった子と今も仲が悪く、よく『学校に行きたくない』と言ってる」などの声が多数上がっていました。
先生に報告するべき?
それでは、多くのママが実践している具体的な対処法にはどんな方法があるのでしょうか。まず、目についた意見は「学校の先生に相談してみる」でした。詳しく見ていくと、「子どもがどうしても辛いなら、先生に報告して授業や集団生活で問題が起きないように配慮してもらう」といった主張が。問題を家庭内に留めておくのではなく、担任の先生と状況をシェアするのも大切なことかもしれません。
一方で「子ども同士の問題は親が口出しするべきじゃない」という意見の人も。たとえば「トラブルが再発していないなら、様子を見るのもアリ。大人がアレコレ言うよりも、自力で問題を解決した方が本人のためにもなる」「仲良くなる場合もあるので、温かく見守ってみては?」などのコメントも見られます。
しかし再び喧嘩に発展する可能性も否定できません。子どもが1人で解決できず悩んでいる時は、親がサポートしてあげるのがよさそうです。
楽しみだけど不安な“クラス替え”
不仲な生徒と同じクラスになるのは「避けたい」と思う親が多い中、当事者である子どもは“クラス替え”に対してどう思っているのでしょうか? クラシエフーズ株式会社が以前公開した“新学期に向けた学校生活に関する意識調査”では、小学校1年生から3年生の子どもを対象に“新学期で楽しみなことは?”と質問しています。
ランキングを見ていくと、全体の52.3%で「1つ学年があがること(大きな学年になること)」が第1位。2位には「新しいことを勉強できる(30.5%)」がランクインし、次いで「新学期になってクラスが替わること(22.8%)」「クラス替えでクラスの友達が替わること(22.3%)」と続きました。
一方、“不安なこと”をたずねた結果、「新学期のクラス替えでクラスの友達が替わること(25.0%)」が3位に再び登場。クラス替えを楽しみにしている子どもは多いものの、不安に感じる子も少なくないようです。
様々な意見が寄せられた“子ども同士のトラブル”。対処に悩んだ際は、今回紹介したコメントを参考にしてみてはいかが?
文/内田裕子
参照/クラシエフーズ株式会社「新学期に向けた学校生活に関する意識調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000024897.html