子どもが中学や高校に進学する際、家族で進路について話し合うこともあるはず。子どもの意見を優先したり周りのアドバイスを参考にするなど、家庭によって進路の決め方は様々です。世のママたちは、どのような方法で子どもの進路を決めているのでしょうか?
子どもの進路ってどうやって決める?
さっそく“進路の決め方”に関するコメントを見ていくと、大きく分けて「子どもの意思を尊重する」「夫婦で決める」の2パターンにわけられる模様。“子どもの意思に任せる派”からは、「親の理想を押しつけて、行きたくない学校に通わせるのは違う気がする」「親の言う通りに動いていたら、主体的に行動ができなくなると思う」などのコメントが寄せられています。
一方で“夫婦で決める派”は、子どもの意見を汲み取るものの最終判断は夫婦で決定するよう。たとえば「子どもが楽な道を選んでいる可能性があるので、本当にその選択で大丈夫なのか見極める。親としては成長できる学校に行ってほしい」といった声が。子どもの判断がベストではない場合もあるため、親が確認した上で進路を決めていました。
学校や塾の先生に質問するべき!?
「子どもの意思を尊重」「夫婦で決める」などの主張があがる中、進路の決め方に悩む女性から「家族以外の意見も聞くべき?」という質問が。彼女は“進路事情”に詳しくないので、正しいジャッジをするために親戚や友人、学校の先生、塾の講師にも相談するべきか悩んでいるとのこと。
相談者のコメントに対して「自力で考えるのは限界がある。学校や塾の先生の方が知識も豊富だし、的確にアドバイスしてくれるよ」「年上の子どもがいる友人や親戚とかに話を聞くのもアリですね。リアルな経験談を聞けるから、進路決めに役立つはず」といった助言が寄せられていました。
しかし中には「子どもの成績や状況を把握していないと、的確な助言ができない。だから友人や親戚よりも、学校の先生、塾の講師に聞くべき」という意見も。“子どもの実力に合った学校”を知りたい時は、進路事情に詳しいプロに質問した方がいいかもしれません。
子どもの学力&将来を悩む親は多数?
進路の決め方に関する意見をピックアップしましたが、そもそも子どもの学力や将来を心配している親はどのくらいいるのでしょうか?
不二家ファミリー文化研究所(株式会社不二家)は、以前“家族(子ども)に関するアンケート調査”を実施。回答者に“子どもに関する悩みはある?”とたずねたところ、82%の人が「ある」と答えました。
続いて「子どもに関する悩みは?」と質問。結果を見ていくと、「子どもの学力について(74%)」が第2位にランクイン。4位には「子どもの将来について(68%)」が選ばれているため、多くの親が子どもの勉強や将来に対して悩んでいるようですね。
ちなみに「誰に相談する?(複数回答)」と聞くと、「夫(118%)」がダントツのトップに。次いで“ご自身の母親(70%)”“子どもを通じてのママ友(59%)”と続きました。
“子どもの進路”に対する考え方は人によって様々。子どもが悔いのない選択をできるよう、親としてサポートしたいものですね。
文/河井奈津
参照/不二家ファミリー文化研究所(株式会社不二家)「第22回子育ての悩み」https://www.fujiya-peko.co.jp/mori/reading/report2/1701.html