家で過ごす時間が増えたいま、在宅時間を家電でどう快適にできるか…考えている人も多いのでは!? そこで「家電のイマ」を探るべく、品揃え豊富な量販店・ノジマ相模原本店を取材。スタッフさんに、この時期に買うべき家電を教えてもらいました。

 

今回の記事では、ノジマの調理家電コーナーから「ごはんがもっとラクに、おいしくなる」キッチン家電を紹介します。

「キッチンにいるのが楽しくなる」キッチン家電はこれ!

350度もの高温で加熱できる、唯一のオーブンレンジ
TOSHIBA(東芝電機)/石窯ドーム ER-VD7000 118,800円

どのご家庭にも当たり前のようにあるオーブンレンジですが、「料理の温めくらいしか使っていないかも…」というのなら、それはもったいない!最近の高機能レンジは、昔のものと比較するとバージョンアップが著しく、もはや、フライパン要らずで調理ができちゃうといっても過言ではないほど。

 

例えばTOSHIBAのオーブンレンジ「石窯ドーム」は、本格的なオーブン料理や、パンを一から簡単に作れてしまうスグレモノです。パンを一から焼くなんて…というイメージがありますが、そこは新機能の「お手軽パンメニュー」に全面おまかせ。パンの種類もフランスパン、丸パン、メロンパン、カレーパン…と、いろいろと選べます。マットブラックのビジュアルと、コンパクトで置く場所を選ばないのも魅力です。

こちらのオーブンレンジの一番の特徴は、350℃まで加熱できること。300度以上だせるのは、このモデルだけだそう。高火力のため、ハード系のパンも文字通り「外カリッ中フワッ」。いままで食べていたパンの常識を覆してしまうほど、おいしく焼けます。

パン以外の調理だって充実しています。「石窯おまかせ焼き」機能を使えば、手間のかかるオーブン料理でも、ボタン一つで完成。タッチパネルからメインの食材を牛・豚・鶏・野菜の4種類から選択するだけで、温度・時間はおまかせで調理できるとは…すごすぎませんか?350℃という高火力で焼くので、肉汁をぎゅっと閉じ込めてジューシーに焼きあがります。短い時間で焼きあがるので、時短にもなります。魚や深皿煮込みのメニューが新搭載され、作れるメニューがますます豊富になりました。

タッチパネルはカラー液晶で、わかりやすく操作をナビゲートをしてくれます。調理時だけでなく、メンテナンスの情報も表示される仕様に。すべての情報がここに集約されているので、説明書は不要。文字が羅列されているボタンもなく、デザイン的にもとてもスマートです。また、スマホとの連携で、外出先からのレシピ検索や設定も可能です。

メーカー独自の深皿で、汁物や煮込み料理などもらくちん。料理のレパートリーが広がります。

焦げや汚れがつきにくい「とれちゃうコート」も、メーカー独自のもの。クッキングシートを敷かなくてもくっつかないので、掃除するのがとてもラクになります。

「我が家の好み」の炊き具合を覚えてくれる!
象印(ZOJIRUSHI)/炎舞炊き NWLA10 87,780円

なかなか手が出ないのが高級炊飯器。おうちごはんが多くなったからこそ、お米の炊き上がりにもこだわりたい!それなら、高級炊飯器に手を伸ばしちゃいましょうか。コロナ禍で高級炊飯器は、じわじわ人気が高まっているのだとか。お米が変わると、食事の充実度が変わりますよ!

おいしさのヒミツは、激しく複雑にゆらぐ炎。「6つの底IHヒーター」は、象印独自の技術です。より激しい対流でかき混ぜることで、高温の熱をお米一粒一粒に伝えます。これにより、炊きムラもなく、甘みやねばりをしっかりと出した日本人好みのかまど焼きごはんが、自宅で楽しめるのです。

そしてうれしいのが、「我が家炊き」機能。各家庭の好みにあわせて炊き加減を進化させていくという、優れた機能なんです。前回炊いたご飯のかたさや粘りの乾燥を入力することにより、より好みに近づけた炊き方に調整してくれます。最大121通りの炊き方があり、どんな好みにも近づけることができるのだとか。これこそ、家庭の味を再現してくれるというもの! 「あっ、ごはん炊き忘れた!」なんてときは、特急で約15分で炊けるモードもあります(1合のみ)!さらに、こちらは5号炊きのモデルですが、一升炊きも用意があるそうですよ。

勝手に煮込み料理を作ってくれる!
シャープ(SHARP)/ヘルシオ ホットクック KNHW16F 60,280円

ホットクックは、材料と調味料をいれてスイッチを入れるだけで自動調理をしてくれる電気無水鍋。普通の鍋との違いは、「火を使わない」こと。また、食材に含んでいる水分を使って調理するので「水を使わない」で調理ができ、食材の旨味をぎゅっと料理に閉じ込めてくれます。

 

こちらは、使いやすい2〜4人用、1.6Lタイプ(市販のカレールー半箱分が入れられます)。そのほかにもファミリーにオススメの2.4Lタイプ(市販のカレールー1箱が入れられます)と、ひとり暮らしにオススメの1.0Lタイプがあります。これさえあれば、もう鍋いらず!

 

ホットクックの特徴が、混ぜ棒。こちらは、シャープならでは。「自動で混ぜながら」調理をしてくれるので、味をじっくりとなじませることができます。鍋での煮込み料理のように火加減を気にすることもなく、じっくりとろ火を自動で行ってくれるなんて。これは、共働き家庭の味方。例えば肉じゃがを作った場合は、具材の形をある程度残した状態で調理するようにプログラムされているんだそう。すごい!

 

煮物はもちろん、チャーハンなどの炒めものや蒸すのも可能。低温調理にも対応しています。また、下の段と上の段で別々に調理ができるので、1回の稼働で2品を同時に作ることができます。

またWi-Fiに接続し、クラウドサービス「COCORO KITCHEN」を利用すれば、本体に登録されていない自動メニューをダウンロードして追加ができます。さらに調理履歴などから、ユーザー好みのメニューを提案したりも。

 

予約調理もできるので、朝仕込んでおいたものを「ただいま」と帰宅したときにアツアツをいただくことができます。

気になるのが、こちらの「聞いて」ボタン。「今日、夕飯どうしよう」というときにこのボタンを押せば、いろいろな角度からメニューを提案してくれます。メニュー占いなんてユニークな切り口も。これならワンパターンになりがちな夕食作りも、楽しみながら作ることができそうですね。

余分な油を落としてくれるヘルシー志向
ZOJIRUSHI(象印)/ホットプレート やきやき EA-GW30 17,380円

外出自粛が続くなか、家族と食卓を囲むひとときが大切なリフレッシュタイムになっている家庭も多いですよね。そんな家族にぜひ活用して欲しいのがホットプレート。既にお持ちかもしれませんが、最新の商品はひと味違います。

 

ZOJIRUSHIのホットプレート やきやきの場合、遠赤平面プレートの表面が浅い凹凸のダイヤカットディンプル仕上げに。油なじみがよくこげつきにくく、上手に調理ができます。

付属しているのは、「遠赤穴あき焼肉プレート」「遠赤平面プレート」「遠赤大たこ焼きプレート」の3枚。なかでも遠赤穴あき焼肉プレート(写真奥)は、肉を焼いた際に脂が下に落ちてプレートに残らないため、煙がのぼりにくい仕様となっています。また、たこ焼きプレートは、直径43mmの大きなたこ焼きが30個も焼けるので、たこパーにもってこい!子どもも大喜びです。また、持ち手ホルダー付きなのも、使いやすいポイントです。

電熱部分は取り外して、拭き掃除ができます。

アボカドの種までくだいてしまうパワフルさ 
Vitamix(バイタミックス)/A2500i 107,800円

強力な粉砕力があるミキサーとして、あまりにも有名なVitamix。Vitamixで作ったスムージーは口あたりがとてもなめらかで、お店などでも広く使われています。普段は廃棄していしまう野菜や果物の種や皮、芯などもなめらかに砕くパワーが。じつはこの種や皮にこそ、豊富な栄養がぎっしりと含まれており、より野菜や果物の栄養を吸収することができます。なんと、アボカドの種もくだけるとか! スムージだけでなく、5分ほど回し続けていると温かいポタージュスープが簡単に完成。氷を砕いてアイスクリームを作ったり、ドレッシングを作ったり…と、いろいろなジャンルの調理に活用することができます。 こちらのモデルでは、撹拌時間を表示するデジタルタイマーが搭載されています。撹拌し始めたからの時間がひと目でわかるので、レシピ通りに味を再現可能してくれます。

メーカーの保証が10年間ついているのもうれしいところ。切り替えの段階やオートメニュー、付属品の違いでさまざまな価格帯のものがあります。

取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子 取材協力/ノジマ相模原本店
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