“反抗期”は、子どもが親から自立していくために必要なステップ。しかし、あまりにも言動がエスカレートすると大変ですよね。一体どうすれば、子どもの怒りやイライラが収まるのでしょうか。
反抗期は脳とも関係してる!?
4月18日放送の『あさイチ』(NHK)では、“反抗期と脳の関係”について特集。番組には文教大学教育学部教授・成田奈緒子先生が登場し、詳しく解説してくれることになりました。
反抗期と大きく関係するのが“性ホルモン”。思春期に性ホルモンがたくさん作られると、海馬のすぐ上にある扁桃体が刺激されます。扁桃体は感情をつかさどっており、性ホルモンが増えると感情の大爆発が発生。反抗期特有の怒りやイライラが起こってしまいます。
反抗期は、子ども自身もよくわからない感情の起伏に襲われてコントロールできなくなっている状態。上手く感情をコントロールして、怒りやイライラと向き合うことが大切です。感情のコントロールにとても重要なのが“セロトニン”。神経の伝達物質のひとつで、不安になったりイライラしてもそれを抑えてくれる働きがあります。そこで成田先生は、セロトニンを増やす方法を教えてくれることに。
まず取り上げたのは“朝日を浴びる”こと。朝日をたっぷり浴びるだけで、脳内のセロトニンの量が3倍もアップします。続いては“セロトニンがアップする食生活”。セロトニンはタンパク質からできており、ビタミンやミネラルを必要とするので、バランスの取れた食生活が大切です。さらに番組では、“夜たっぷり寝る”、“リズミカルな運動”などを紹介。個人差はあるものの3か月程度で効果が現れるので、子どもの反抗期でお悩みの人はぜひ試してみてくださいね。
ネット上では「わが家でも早寝早起き徹底しよう」「運動したいって言ってたからジム通わせてあげようかな」といった声が。子どもも自分も快適に過ごせるように、さまざまな対策を施しましょう。