子どもを育てる上で欠かせない“知育”。0歳の頃から知育を始める親もいるようですが、具体的にどのような方法を実施しているのでしょうか? そこで今回は「未就園児の知育って何かしてる?」という話題を取り上げたいと思います。

知育って何をすればいいの?

先日、ネット上には2歳の娘を育てているママから「知育って何をすればいいのかわからない…」とのお悩みが。彼女はわからないなりに「ブロックで遊ばせる」「絵本の読み聞かせ」などをおこなっていますが、「これが知育になっているのか不安」とのこと。そこで先輩ママたちに向けて「どんな知育をやったのか教えて欲しい!」と助言を求めていました。

 

“知育って何をしてる?”という質問には、「脳を使うことが大切だから、簡単なパズルをやらせてる」「幼いうちは童謡を聴かせるのがおすすめ。音楽を流しておくだけでも、言葉を覚えてくれるよ」といった回答が続出。また「難しいことをやらせるのは、子どもの負担になるのでNG。簡単なものを少しずつ取り入れてみて」などの声も。知育は、無理なく続けられる方法を採用した方が無難ですね。

自由に遊ばせるのもアリ!?

家庭によって知育方法は違う中、“知育をやらない派”からも意見が寄せられています。たとえば「うちは歯磨きや寝る支度など、生活習慣を覚えさせたくらいかな。3歳までは好きなように遊ばせるだけで問題ないと思う」「“勉強系”は一切やらせてない。知育よりも愛情を注ぐことの方が大切」という主張も見られます。

 

しかし、“やらない派”は、子どもが興味を抱いたものに対して敏感な模様。というのも他の声を見ていくと、「ご飯を作っていたら、興味津々で眺めている娘。『これがにんじんんだよ』『ケチャップ入れるよ』って伝えているうちに、『料理をやってみたい!』と言い始めた」「子どもが工作遊びに関心を示したので、一緒に道具を買いに行った。興味があるものを提供することってかなり重要だと思う」などのエピソードが。“やらない派”は、子どもの自発的な行動をサポートする場合が多いようです。

“知育玩具”はプレゼントに不向き?

親によって捉え方が様々な“未就園児の知育”。ちなみに子どもの学習に役立つ“知育玩具”を購入する人もいましたが、中にはプレゼントとして子どもに贈る親も。

 

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントが以前公開した“知育玩具のプレゼントに関するアンケート調査”の結果によると、“プレゼントに知育玩具を選んだことがある”と答えた人は81.5%でした。

 

しかし“知育玩具をプレゼントして良かった?”とたずねたところ、「失敗した(55.9%)」が過半数を超える結果に。回答者からは「3歳用の勉強する知育本。めちゃくちゃに落書きされて終わった」「子ども用パソコン。全然練習してくれない」などのコメントが寄せられていました。

 

「知育教育をやるか、やらないか」に対する意見をピックアップしましたが、子どもの性格は様々なのでどちらが正解とは断定できません。周りに影響されるのではなく、わが子に合った育て方を取り入れたいものですね。

文/河井奈津
参照/株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント「『知育玩具』のプレゼントに関するアンケート」https://toio.io/news/2021/20210311.html