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小さい子どもと遠出するのは大仕事。公共交通機関を使っているときに子どもが泣き出して、困ったことがある人も多いですよね。最近では、新幹線で子どもが泣いたときのとあるエピソードがネット上で賛否両論を呼んでいます。

 

子どもの泣き声に耳栓をされてショックを受けたママのエピソードに賛否の声!


今年4月、とある匿名掲示板に寄せられた“新幹線での子どもの悩み”に関する投稿が話題になりました。投稿者は子どもと2人で新幹線に乗車。子どもが泣き出したので隣の席に座っていた女性に謝ろうとすると、女性は無表情のままノートパソコンを閉じて耳栓を装着。謝る隙もなく寝る姿勢に入ってしまい、投稿者はショックを受けてしまったそう。

 

隣の女性は何も悪くないと分かってはいる投稿者ですが、「大丈夫ですよ」といった声かけやニコッと笑いかけてくれるなどのやさしさが欲しかった様子

。ほかにも「その女性に何をされたわけでもないけど、その我関せずの態度がなぜかものすごく悲しかった」「彼女にとっては私の大切な子どもも“無”なんだと思って悲しくなったんだと思う」といった心のうちが綴られており、ネット上ではさまざまな意見が寄せられました。

 

投稿者の気持ちに寄り添ってくれたのは、同じような経験をしたことがあるママたち。「謝る前に拒絶されたら悲しくなるよね」「育児で追いつめられているときは、ちょっとしたことでも過敏になっちゃうから仕方ない」「周りに申し訳ないと思いつつあやしている最中だったら、私もネガティヴにとらえてしまうかも」など、共感の声が上がっています。

 

一方で「“無”は最大の譲歩」「他人の子どもにまで愛想を振りまかなきゃいけないのか」」との声も。子どもの泣き声に耐えながらも、“スルー”という配慮を徹底している人も多いようです。

 

人のやさしさを感じたママも!


子どもが交通機関でぐずっているときに「舌打ちをされた」「泣き止ませろって責められた」と嫌な経験をしたママも多く見られますが、いっぽうで「人のやさしさを感じられた」という人も。「満員電車に乗ったときに子どもが押されて泣いていたら、強面なお兄さんが気づいて壁になってくれた」「横にいたおばあさんがあやしてくれて、子どももすっかり泣き止んでくれたので本当に助かった」など、さまざまなエピソードが上がっています。

 

また、「赤ちゃんが泣くのはわかってるから、子連れの人もそこまで気にしなくていいよ」「ちゃんと泣き止まそうと赤ちゃんに対応してる人なら何も不快に感じない」との声も。「どうにかしなきゃ」と自分をあまり追いつめすぎず、気楽に育児と向き合うくらいに構えておくとちょうどよいかもしれません。

 

文/内田裕子