子どもの服は親が選ぶこともありますが、「この服はイヤ!」と拒否された経験ってありませんか? 素直に応じてくれない回数が増えると、思わずイラッとしてしまうもの。そこで今回は、“毎日同じ服を着たがる子ども”について注目しましょう。
同じ服を着たがる子どもにウンザリ…
そもそも子どもの“同じ服を着たがる”行為に対して、どのような不満が寄せられているのでしょうか? 子育て中のAさんは、「ピンクのTシャツを気に入った娘。毎日同じ服を着るのですが、お気に入りの服を洗濯している間は『ピンクがいい!』と駄々をこねる」「頑張って違う服を着せるものの毎回ワガママに付き合うのが疲れますね」とコメントしていました。
Aさんだけでなく、他のママからも「うちの息子は戦隊ヒーローのTシャツがお気に入り。何回も着てるせいで首回りがヨレヨレ… 違う服を着てほしい」「着たくない服を着せる時の説得が本当に大変」などの声が。子どもの“毎日同じ服を着たい”というワガママに苦労する親は少なくありません。
違う服を気に入ってもらう方法!?
“毎日同じ服を着る”子どもに対して、効果的な対処法はあるのでしょうか。まず目についたアドバイスは、“まったく同じ服か、似たデザインの服を買う”というものでした。詳しく見ていくと、「洗濯中の“お気に入りが着れない問題”を解消すればいいので、同じ洋服を多めにストックしておく」「似たデザインの服をまとめ買い。飽きてきた頃に、違うタイプの服を着てもらう」といったコメントが寄せられていました。
“同じ服を増やす”作戦のほかには、“違う服を気に入ってもらう”という方法も。たとえば「他の服を着た時にめちゃくちゃ褒めてあげる。そうすればお気に入りの服が増える時もありますよ」「写真を撮ってあげるのもアリ。褒めながら撮影すれば、子どももその気になって違う服も好きになるはず」などの主張が見られます。
ちなみに、ママ友や親戚といった第3者に褒めてもらうのも効果的なよう。まずは、すぐに実践できる“褒める”作戦を実行してみるといいかもしれませんね。
小学生になればファッションに興味が湧く?
“子どもが毎日同じ服を着たがる”問題を取り上げましたが、そもそも子どもはどのくらいの時期からファッションに興味を持ち始めるのでしょうか。ニフティ株式会社は以前、“ファッションに関するアンケート調査”の結果を公開しています。
小・中学生1658人を対象に「ファッションに興味はある?」と質問したところ、小学生の場合は「とてもある(47%)」「ほどほどにある(33%)」が上位に。一方、中学生は「とてもある(41%)」「ほどほどにある(35%)」なので、興味アリ派は小学生の方が多いという結果になりました。
ちなみに「着ている服は何が多い?」とたずねたところ、小学生の60%は「自分で選んだ服」と回答。子どものファッションに対する関心は、小学生の頃に芽生えるのかもしれません。
様々な意見が寄せられた“同じ服を着たがる子ども”の悩み。「違う服を着なさい!」と強制するよりも、なるべくは子どもの意思を尊重してあげたいものですね。
文/牧野聡子
参照/ニフティ株式会社「『ファッション』に関するアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000023383.html