これから生まれてくる子どもに対して、どのような“名前”をつけるべきか悩む親は多いはず。夫婦間でスムーズに決められれば問題ないのですが、選択肢が多すぎるあまり夫と意見が対立してしまうことも少なくないようです。

夫と好みやセンスが合わない…

最近第一子を授かった女性は、“子どもの名前”がなかなか決まらない様子。夫と2人でいくつか候補を出しているものの、お互いが納得できる名前は一向にあがらないと言います。「私と夫の価値観が違うせいか、いくら話し合っても“水掛け論”が続いてしまう状況です…。夫と意見が合わない場合、どうやって子どもの名前を決定すればいいのでしょうか?」と悩みを打ち明けていました。

 

ほかにも“子どもの名づけ”で揉めたと嘆く人は多く、「うちの家庭も、名前を決める時はかなり言い争ったよ。最終的には私の意見が通ったけど、子どもの名前は今後の人生に大きく関わってくるからお互いに妥協はしたくないよね」「どれだけ仲のいい夫婦でも、好みやセンスが違うことだってある。私も夫もこだわりが強かった分、対立は避けられなかった…」などの声が上がっています。

第三者から意見をもらう!?

夫婦間での意見がすれ違ってしまう家庭が見られましたが、“名づけ”がいっこうに進展しないのは困りものですよね。そこで解決方法の一例を見ていくと、「名前の候補は私が出して、夫には漢字を決めてもらったよ」「2人で出した案の中から一文字ずつ取ることにした」というエピソードが。話し合いで解決しない場合は、お互いに納得できる“折衷案”を考えた方が良いようです。

 

また“名づけ”で対立した時のアドバイスとして、「夫婦で出し合った候補を両親や義両親に見せて、意見をもらうのもアリだと思う」「命名の専門家から鑑定を受けたり、姓名判断を重視するのはどうかな? 多少は候補も絞れるだろうし、話し合いもスムーズに進むかも」といった意見も寄せられていました。第三者からの意見や考えを参考にする方法も、“名づけ”を円滑に決める要素の1つかもしれません。

「音や響き」を意識する親は多い!?

子どもの名前を決める方法は家庭によって異なりますが、世の親たちは一体どのような点を意識しているのでしょうか? 株式会社赤ちゃん本舗は、昨年「名付けに関するアンケート調査」を実施。928名の人たちを対象に、“名づけで最初に意識したポイント”をたずねました。

 

調査の結果、最も多かったのは「音や響き(平仮名でまず名前を考えた)」の37%。次いで「漢字の意味やイメージ(使いたい漢字をまず考えた)」という回答が31%で2位にランクインしており、「画数(苗字との相性をまず気にした)」と答えた人も27%で高い割合を占めています。

 

また同リリースでは、“赤ちゃんの名前に込めた想い”も紹介。「“元気に希望を持って生きてほしい”と思い『元希(げんき)』と名づけた」「とにかく明るい人生、明るい未来を祈って、⼥の⼦で『千明』です」など、“子どもの幸せを願う親心”が垣間見えました。

 

“名前”は親から子への最初のプレゼント。夫婦ともども納得した形で、素敵な名前を決めたいものですね。

文/内田裕子
参照/株式会社赤ちゃん本舗「名付けに関するアンケート調査」https://www.akachan.jp/company/news_release/article/201113/%EF%BC%88PDF%E5%BD%A2%E5%BC%8F%E3%82%92%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%89/