『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)や『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)など、数多くのテレビ番組で活躍するタレント・SHELLYさん。今年3月に公開した自身のYouTube動画では、「バラエティ番組の現場で意識していること」を明かしていました。

嫌ないじりは笑わない!

SHELLYさんはバラエティ番組に出演する際、“見た目や偏見による「いじり」が気になってしまう”と告白。当初は悩みを抱えながら何もできなかったものの、20代後半くらいからは自分なりの答えを見つけたそうです。

 

例えば出演者に対して「LGBT」や「女性の見た目」などに関係するいじりが起きた時は、バラエティ番組であっても“笑わないこと”を決意。その理由について「笑うことで『これはオッケーの冗談だよ』『これはいじっていいんだよ』っていうことに加担している気がしたので」と説明しており、「本人が変えられないことで、みんなが笑うのって古くない?」と訴えかけています。

“気づかせてあげること”が大事!?

自身で決めたマイルールを守ってきたSHELLYさんは、何年か続けているうちに「自信がついてきた」とコメント。そこでひと通り特定の人へのいじりが終わった後に、「だとしてもいいんですけどね」という言葉を添えるようになったと言います。いじられる人をフォローするための優しい発言ですが、実は“いじった人たちに「このいじりは良くない」と気づかせる意図”も含まれていました。

 

「気づいてない人たちを切り捨てちゃうと、ただただみんな分断が起きてすごい嫌な世の中になっていく気がする」「ちょっとずつ気づかせてあげて、その人が本当は自分で『あ、こういうの言ってもみんな笑わないから言うのやめよ』って思うのが一番いい」などの持論を展開したSHELLYさん。全員が共通した考え方を持てれば、“誰かを傷つけるいじり”はなくなるかもしれませんね。

 

動画の視聴者からは、「バラエティ番組に限らず、職場や学校でも言えることだと思った」「SHELLYさんのマイルールや考え方は本当に尊敬できる。私もまずは笑わないところからやってみようかな」といった声が上がっています。

個別に反省していくしかない!?

“いじり問題”について言及していたのはSHELLYさんだけではありません。オリエンタルラジオの中田敦彦さんも、以前YouTubeで「お笑いの中でイジリとイジメの境目とは?」という動画をアップ。誰かをいじることに関して、「広い意味で言うとイジメなんだろうなとは思う」と語っていました。

 

中田さんは「(いじられた側の)事態が好転することもある」といったメリットをあげた上で、「アウトボクシングっぽくて好きじゃないです。僕はあんまりやらない」と発言。

 

とはいえ、“いじりは絶対ダメ”というわけでもないようで、「個別に反省していくしかないかなと思いますね。今回のは良いケースだった、今回のはちょっとやりすぎたとか。『全部ダメ、全部いい』はたぶん成り立たないんですよ」と自身の考えを明かしています。

 

SHELLYさんや中田さんの助言を参考に、日常生活のなかでも“いじりの境界線”をしっかりと見極めていくことが必要なのではないでしょうか。

文/長谷部ひとみ
参照/SHELLY公式YouTube「【語ります】 バラエティ番組の現場で意識していること~の回」https://www.youtube.com/watch?v=hR08DoM3DaQ
中田敦彦公式YouTube「お笑いの中でイジリとイジメの境目とは?」https://www.youtube.com/watch?v=pSDnwA-4cs8