以前放送された『ZIP!』(日本テレビ系)には、King&Princeの岸優太さんが出演。現役中学生の野菜ソムリエ・緒方湊さんに教わりながら、「春キャベツの大量消費レシピ」を作っていました。

春キャベツがプリンに大変身!?

まずは“キャベツの内葉”を消費できるレシピ「せん切りキャベツの牛乳スープ」をチェック。せん切りにした春キャベツの内葉200gと薄切りにした玉ねぎ1/4個を用意したら、鍋に入れて炒めていきます。キャベツがしんなりしたところで、水300mlとコンソメ小さじ2を投入。15分煮込んだ後、さらに牛乳200mlも加えて軽く煮込みましょう。あとは塩・黒こしょう各少々で味を調えればできあがり。キャベツの甘みが牛乳と絶妙にマッチしているため、青臭さも気になりませんよ。

 

春キャベツは一般的にスープやおかずなどに使うイメージですが、実はデザートを作ることも可能。最初にキャベツの中心葉100gを電子レンジ(600W)で2分加熱してから、牛乳50ml、砂糖50gと一緒にミキサーへかけます。液状になった具材をボウルに移し、そこに生クリーム100mlとゼラチン5gを加えて撹拌。最後は冷蔵庫で1時間冷やせば、「キャベツプリン」の完成です。

“きんぴら”ならぬ“芯ぴら”!?

キャベツを活用する際に“芯”を捨ててしまう人は多いかもしれませんが、緒方さんによると“芯にはビタミンCやカルシウムが豊富に含まれている”とのこと。そこで同番組では、キャベツの芯を使ったレシピ「芯ピラ春キャベツ」も紹介していました。

 

まず薄く細切りにしたキャベツの芯1個分とニンジン20gをしんなりするまで炒め、醤油小さじ1、みりん小さじ1、砂糖小さじ1/2で味つけします。調味料を入れた後は、汁けがなくなるまで加熱するだけ。本来であれば固くて食べにくい“キャベツの芯”ですが、果たして肝心のお味は…?

 

同レシピを実食した岸さんは「え、本当に芯!?」と驚いた様子で、「(きんぴらとして)芯の固さがちゃんと利用できてる」「噛めば噛むほど春キャベツの甘みが出てくる」などと絶賛していました。

春キャベツは軽い方が良い!?

様々なキャベツの活用レシピが登場しましたが、キャベツの“選び方”や“保存方法”も知っておくとより便利かもしれません。JAグループの公式サイトには「キャベツの豆知識」が掲載されていたので、さっそく見ていきましょう。

 

まず春キャベツを購入する際には、「巻きがふんわりしていて軽いもの」を選ぶのがベスト。さらに「切り口がみずみずしく、割れたりしていないもの」であれば、より良い状態のキャベツをゲットできますよ。

 

「キャベツの保存方法」に関しては、カットする前と後で違ってくる模様。丸ごと保存する時はビニール袋に入れてから野菜室で保管しますが、“カットした状態のキャベツ”は切り口が空気に触れないようにラップをかけてください。またすぐに使い切れない場合、「芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーなどを詰めておく」ことを推奨していました。

 

今の季節にぴったりな“春キャベツ”を活用して、ぜひおいしい料理を作ってみては?

文/牧野聡子
参照/JAグループ公式サイト「春・冬の旬野菜 キャベツ」https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=1