“子どもは授かりもの”という言葉があるように、妊娠するタイミングは人によって様々。自分のペースで妊活をしたいものですが、親や義両親は「早く孫がほしい」と思っている場合もあります。そこで今回は“孫を催促される人の苦悩”に注目してみましょう。
孫の催促がプレッシャーに…
先日、ネット上には「親と義両親に“孫の催促”をされるのがイヤ」というお悩みが寄せられていました。詳しく状況を見ていくと、「夫の実家にお邪魔したら、義母に『孫が早く見たい』と催促された」「自分の親と会えば『孫はまだか』と言われる」とのコメントが。周りからの催促がプレッシャーに感じるため、できればやめてほしいと思っているようです。
彼女の主張を見た人からは「親や義両親は悪気がないのかもしれないけど、プレッシャーに感じちゃうよね」「私もよく『○○さんのところは2人目ができたみたい』と他の家族と比較される。嫌な気持ちになるので、なるべくスルーしてます」など共感の声が続出。「孫が見たい」発言は、子どもがいない人にとって重荷になるフレーズなのかもしれません。
気にしないのが一番!?
“孫の催促”に悩む人は少なくないようですが、どのように切り返すのがベストなのでしょうか? 経験者のアドバイスによれば、「相手も冗談半分で言っているはずだから、『そのうち欲しい』と軽く返せばOK。ネガティブに捉えすぎると心がパンクする」「気にしないのが一番! 世間話の一環と思えば気が楽になるかも」とのこと。周りから期待されるのも理解できますが、まずは自分のペースを乱さないことに集中しましょう。
しかし最初のうちは我慢できても、何度も催促されたら嫌な気分になりますよね。そんな時は、正直な気持ちを具体的に説明するのが大切。たとえば「まだ子どもが欲しくなかったので、『○年後くらいに欲しいですね』とキッパリと答えた。その後はあまり催促されなくなったかも」などの意見が。聞き流すのもアリですが、どうしても耐えられない時は本音を伝えてみてもいいかもしれません。
孫と関わりを増やしたくない祖母は意外と多い?
“孫の催促”に対する不満をピックアップしましたが、親や義両親の期待する気持ちもわからなくはないですよね。実際に孫ができた場合、親や義両親は積極的に孫と関わり合いを持つのでしょうか?
以前公開されたアンケート調査(出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」)の結果によると、孫との関係に満足している祖母は91.8%(179/195人)。しかし「『孫』とのコミュニケーション頻度意向」を見ていくと、“孫との関わりを増やしたい派”は31.3%(61人)でした。
反対に“どちらでもない”“減らしたい”は68.7%(134人)なので、意外にも孫がいる人の約7割が“関わりを増やしたくない”と思っているという結果に。ちなみに回答者からは「気が向いた時に、遊びにくればいい」「つかず離れずの関わり方がちょうどいい」などのコメントが寄せられていました。
プレッシャーに感じてしまいがちな“孫の催促”。重く受けとめすぎると精神的な負担になるので、軽く捉えるように心がけたいものですね。
文/古山翔
参照/株式会社ハルメク「『祖母と孫の関係』に関するwebアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000034765.html