先日、ネット上には「巣立っていく子どもとのお別れが辛い」というお悩みが寄せられました。新生活シーズンならではの悩みですが、多くのママは“別れの悲しみ”をどう乗りきっているのでしょうか?
子どもとの別れが辛すぎる…
寂しさを紛らわす方法をチェックする前に、相談者の状況をもう少し確認しましょう。「お別れが辛い」と明かしたAさんは、「本音を言えば笑顔で送りたいけど、辛すぎて泣くと思う」とコメント。せっかくの門出を祝福したいようですが、Aさんは悲しみを抑える自信がないといいます。さらに「子どもがいなくなった後、悲しみから立ち直れないかも…」と今後のことも心配している様子でした。
彼女の悩みを見た人からは「笑顔で送れなくても大丈夫。ありのままの気持ちで見送ってほしい」「子どもがいなくなった喪失感は、時間と共になくなっていくはず。私は泣きたい時にたくさん泣きました」など慰めの声が続出。子どもが手元から離れてしまうのは、想像以上に辛い出来事なのかもしれません。
前向きに捉えて自分の時間を謳歌すべき?
子どもの巣立ちを悲しむ人は多数いましたが、もちろん“喜ぶ派”も少なくありません。理由を見ていくと、「巣立ちは人として一人前になるための行動。子どもが成長していくのは親にとって嬉しいことです」「夢に向かって前進しているから」といったコメントが寄せられていました。
とはいえ、寂しい派の“喪失感”はそう簡単に拭えないのも事実。巣立った後の喪失感はどのような方法で解消すればいいのでしょうか? ネット上には「たまに電話して、子どもの近況を聞く。忙しい時はラインやメールでやり取りしてますね」「顔を見たいと思ったら、テレビ電話を利用。アプリを使えば手軽に使えるのでありがたい」などの声が見られます。
連絡を取る方法以外には「他に没頭できることを探す」というアドバイスも。たとえば「喪失感が原因で、何もしない時間が増えるのはNGかな。子どもが巣立って時間に余裕ができたなら、新たな趣味を探すのもアリ」という主張が上がっていました。喪失感に悩んでいる人は、気が紛れるような行動を取り入れてみましょう。
“子どもの一人暮らし”を心配する親が多数!?
様々な意見が寄せられた“子どもの巣立ち”。そもそも“子どもの一人暮らし”に対して不安を抱えている親はどのくらいいるのでしょうか。ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社は、以前“「子どもの一人暮らし」に関する実態調査”の結果を公開しています。
調査結果によると、“子どもの一人暮らし開始を不安に感じる”親は全体で72.4%。さらに“不安に感じること”をたずねたところ、74.8%の「健康管理(病気・怪我を含む)」がトップに。そのほか、「食事(62.6%)」「お金の管理(57.7%)」などが上位にランキング入りしました。子どもが一人暮らしに慣れるまでの間、親の悩みは尽きないのかもしれません。
生きていく力を養うために欠かせない“巣立ち”。親として別れを受け入れられる余裕も持ちたいものですね。
文/内田裕子
参照/ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社「『子どもの一人暮らし』に関する実態調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000006846.html