私たちの暮らしに欠かせない、家電。大型家電は買い替えがなかなか難しいですが、小型〜中型家電においては、比較的買い換えも検討しやすいものです。実際に、家電の世界はどんどん進化していて、便利で生活を豊かにしてくれるものが次々と登場しています。

 

今回は六本木の「LIVING MOTIF」を取材し、「生活をより豊かにしてくれる!」と話題のおしゃれ高級家電についてお話を伺いました。まずは、ワーママ滞在時間No.1ともいえる、キッチンでの時間を充実させる家電のオススメについてです。

欲しいものがきっと見つかる!LIVING MOTIFおすすめのキッチン家電

便利すぎて、もっと早く買えばよかった…
bamix(バーミックス)/M300 ハンディフードプロセッサー 33,000円

 

つぶす、混ぜる、泡立てる、砕く…などの面倒な下ごしらえを、いとも簡単にしてしまうのがハンディフードプロセッサー。スイス生まれのバーミックスは、元祖ハンディフードプロセッサーとして知られ、世界中でファンが多い一品。ON/OFFだけの操作は、簡単で直感的。すっきりとしたビジュアルから想像もつかない便利さです。

 

ベーシックセットには、用途に分けて取り替えることのできる3種類のアタッチメント(ミンサー、ウィスク、ビーター)、硬い材料の粉砕やパウダー状に砕くスーパーグラインダー、すっきりと収納できるLスタンド、お手入用のツール&ブラシがセットになっています。写真左のガラスケースは、別売り。書かれている材料を目盛の通りに入れるだけで、自家製ドレッシングやマヨネーズを簡単に作ることができます。

 

アタッチメントはまわすだけで外せるようになっているので、簡単に洗うことができます。外れないハンディフードプロセッサーも多いので、これはうれしい機能。衛生的な安心感もあります。

 

スムージーや離乳食作りのほか、付属のスーパーグラインダーを使えば、練りゴマペーストやピーナツペーストなども簡単に作ることができます。調理の幅が広がること、間違いなし。

 

付属のスタンドにセットすれば、収納もすっきりと。

 

「我が家も何年も迷ったあげく購入しました。一度使ったら便利すぎて、早く買えばよかった!と思っています。我が家ではポタージュをよく作るのですが、夏はバナナシェイクにも大活用。ハンディだけどパワフルなので、ひと口サイズにカットした冷凍バナナと牛乳だけで、濃厚なバナナジュースが完成。砂糖なしでも、自然の甘さのあるバナナジュースを簡単に味わうことができます。余裕がある日は、これでひき肉を作ってハンバーグにしたりも。買ってきたひき肉とはジューシーさが全然違うんですよ」と、プレスの石垣さん。

電源ボタンのみという無駄のないデザイン
ZWILLING(ツヴィリング)/ENFINIGY 電気ケトル プロ 16,280円 

ツヴィリングの調理家電シリーズ、ENFINIGY。最高水準の技術と圧倒的パフォーマンスに加え、無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインが特徴的です。

 

こちらの電気ケトルの一番の特徴は、60℃、70℃、80℃、90℃、100℃とお湯の温度を設定して沸かすことができること。お茶もいちばんおいしい温度で淹れることができます。また、冷凍していた赤ちゃん用のミルクを熱ムラなく人肌程度(40℃)程度に温めることも。これは、バタバタな乳幼児のママにはうれしいポイントですね。温度調整はできないですが、その分リーズナブルな価格の別タイプもあります。

 

このスマートな見た目にして、容量はなんと1.5Lも入ります!蓋がぱかっと大きく開くので、お手入れがしやすいのもいいところ。

 

注ぎやすいように計算された注ぎ口も、使いやすさのポイントです。

 

電源を入れると照明ボタンが出現し、温度などを選べるようになっています。電源オフの状態では、ボタンが見えずすっきり。

 

「電源ボタンのみという、一切の無駄が取り残されたデザイン。キッチンの景観を損なうことなく、むしろインテリアとしての佇まいすら見せてくれます」

これでぜひ、あんぱんを焼いてみて欲しい
BALMUDA(バルミューダ)
/The Toaster 25,850円

 

「かつてないほどにおいしいトーストが焼ける!」と話題にものぼったバルミューダのトースター。こちらのトースターを使ったレシピ本『Recipes with BALMUDA The Toaster』も発売中です。

 

とはいえトースターで2万円越えとなると、価格的に迷ってしまう…という人も少なくないはず。ですが、その仕上がりの味を知ってしまうと、もう戻れないようです。

 

気になる味の違いの秘密は、独自のスチームテクノロジーと完璧で緻密な温度管理によるもの。そのテクノロジーは雨の中のバーベジューでパンを焼いたとき、表面はパリッと、中はしっかり水分が残っていてとてもおいしかったことから発想を得たといいます。

 

パンの種類に合わせて4つのモードがあります。「トースト」「チーズトースト」「フランスパン」「クロワッサン」。

 

 

スチームで熱をまわすために、使用時にはトースター上部の吸水口から付属のカップ1杯の水を入れてトーストします。この工程が、トーストの仕上がりを劇的によくするヒミツ。あとは、焼くだけ!

 

向かって右側のレバーは、「クラッシックモード」と呼ばれるもの。スチームを使わず一定の温度で焼き上げるので、お餅やグラタンなどの料理やクッキーなどのお菓子作りができます。

 

焼きアミ、ボイラーカバー、給水パイプは取り外し可能でお手入れもしやすい形状となっています。パンくずトレイは使用のたび、それ以外の場所は汚れが目立ってきたらお手入れを。

 

 

私も実際に使っています。トーストはもちろんおいしいのですが、もっとオススメしたいのが、あんぱん!あんぱんってしっかりあんまであたためようとすると、どうしても表面が焦げてしまいます。とはいえホイルをすると、表面がふにゃふにゃに…。そんなあんぱんを、フランスパンのモードで(どのモードでしたでしょうか、再度確認させてください!)トーストすると、表面カリッ・中ふわっの焼きたて食感。ぜひこの感動を、みなさまにも味わっていただきたいです」

 

 

朝淹れておけば1日中美味しいコーヒーが味わえる
Russell Hobbs(ラッセルホブス)/GRAN Drip 8cup 16,500円

数あるコーヒーメーカーのなかでも、こちらは大容量に作ったコーヒーを味を損なうことなく保温しておけるというもの。それでいて、すべての操作をタッチパネルに集約した、スタイリッシュさが魅力です。

 

理想的な湯温による注ぎ、蒸らし、抽出までのプロセスがワンタッチで可能。タッチパネルの一番右にあるコーヒー豆のアイコンランプの数で、お好みの味わいに調整できます。点灯する豆の数が多いほど、ドリップされるコーヒーが濃くなるアロマ機能もついています。

 

また、タイマー機能もあり、抽出したい時間に合わせてセットすることもできます。終了したら自動的に電源が切れ、保温状態へと移行します。

 

作れるのは、なんとMAX8カップ分。そんなにたくさん入るようには見えない、シャープでコンパクトなボトルです。

 

味と香りへの影響が少なく、豆本来の風味や甘みを味わうことができる「cores」のゴールドフィルターが付属しています。こちらのフィルターは、単体で購入すると数千円の価格帯。そう思うと、あらかじめゴールドフィルターが付属していてのこの本体金額は、とてもリーズナブル!

 

17個の穴からお湯を注ぎ込むシャワーヘッドはフィルター全体を覆うように設計されているので熱を逃がさず、蒸らしから抽出まで高温をキープします。

 

「朝目覚めてこれで8カップ分作ってしまえば、夫婦2人分くらいなら1日もってしまいます。コーヒーってずっと置いておくと、酸化してしまって味が変わりがち。ですが、こちらで淹れたコーヒーは味の劣化がしづらいので、おいしいコーヒーを飲みたいときにさっと飲むことができます。手間はかけられないけど、おいしいコーヒーが飲みたい。という場合にぴったり」

こういうデザインのIH対応の卓上調理器を待っていた
MAINTS(マインツ)/HOT TRIVET 38,500円

 

あまり見かけることのない、IH対応の卓上調理器。見える場所にボタンや文字がないため、パッと見はおしゃれなカッティングボードのよう。これが家電なんて、驚きです!目をみはる薄さは、なんとわずか38mmというスリムさ。スタイリッシュさで洗練された食卓を演出します。

 

もちろん見た目だけでなく、5段階の火力調整が可能と使いやすさもバツグン。冬のお鍋はもちろん、出来たての料理を囲むことができ、一年中食卓で活躍します。

 

こちらの大きな特徴の一つが、ワイヤレスのコントローラーでの操作が可能なこと。ダイニングテーブルのどの席からでも操作できるので、鍋奉行中心に席替えをする必要もありません。

 

また、見た目や操作性だけでなく、空焚き防止機能や切り忘れ防止のオートOFFタイマーなど、安全面でも充実の機能。コードに手足を引っかけた際にはすぐにマグネットプラグが外れるので、小さな子どもがいる家庭でのうっかり事故も防げて安心。

 

「従来のカセットコンロとは一線を画すデザインが魅力の家電。みんなで鍋を囲むときなどにも、すっきりとした食卓を実現してくれます。オール電化のかたは、ぜひ買いたしをご検討ください。ごちそうを囲む食卓が、もっと素敵なものになるはず」

キッチンツールやバスグッズも豊富

洗練されたキッチン・インテリア雑貨を扱うLIVING MOTIFですが、その歴史は40年もの実績があります。運営母体であるAXISは、小売のほか、「社会へのデザイン」というテーマで出版、ギャラリーを手がけています。広い店内には、そこかしこにハイセンスなグッズが並びます。

 

バスまわりグッズも見つけました。ちょっとしたものでも、暮らしのまわりにあるだけでちょっとした幸せを感じることができます。

 

「主張しすぎず、シンプルで長く使えて飽きがこない、そして生活に馴染む。LIVING MOTIFでは、そんなデザインのものをセレクトしています。暮らしのなかで必要なツールは、なかなか買い替えをしないものです。下手したら一生使うものもあるかもしれません。だからこそ、一番納得のいくものを。当店では長く使えるコンテンポラリーなものを取り扱っていますので、ぜひのぞいてみてください」

 

一部商品は、通販にても取り扱いがあります。生活を豊かにするヒント、もらえそうですね。

取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子 取材協力/LIVING MOTIF
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