突然ですが、みなさんの子どもは文句を頻繁に言いますか? 実は先日、ネット上に「ことあるごとに文句を言ってくる子どもにイライラしてしまう…」というお悩みが寄せられました。世のママたちは、どのように対処しているのでしょうか?
子どもの文句にイラッ!
文句を言う子どもの対処法を見ていく前に、お悩みを寄せたAさんの状況を詳しく見ていきましょう。Aさんはわが子の言動について「たっぷり遊んだのに、『全然楽しくなかった』と文句を言います」「善意でやったことをことごとく文句で返す。そんな息子に疲れてしまった」と不満を吐露。最後に「文句を言う癖のある子どもがいる人はどう対応してる?」と周りにアドバイスを求めていました。
Aさんと同じく“子どもの文句”に頭を悩ませている人は多く、「うちの娘もひたすら反発してくる。毎日のストレスが半端ない…」など共感の声が続出。しかしなかには「イライラはするけど、まだ幼いから大目に見てる」といったコメントも。「まだ幼いから」との理由で我慢する親は、意外と多いようですね。
まさか「親の真似」をしてる…?
「我慢する」以外には「叱る」という方針の家庭も見られます。“叱る派”の人が言うには、子どもは文句を言っても叱られなかった場合、「何を言っても大丈夫」と認識してしまうとのこと。他の親からも「ワガママな性格になってほしくないので、厳しく注意」などの意見が寄せられています。
また“子どもと真剣に話し合う”のも効果的な方法。「1つひとつの文句にちゃんと向き合う。『それは~だからだよ』としっかり理由を伝えれば、きっと子どもも理解してくれるはず」といった声が上がっていました。
“文句が多い”問題は子どもを責めがちですが、親にも原因がある可能性も。育児中の女性が文句を言った娘に注意した際、「ママの真似をした」と答えたそう。親の口調を真似する子どもは多いらしく、「旦那に文句を言っていたら、子どもが真似し始めた…」といったコメントも目立ちます。子どもを注意する前に、1度自分の行動を振り返ってみることも必要かもしれません。
ワガママな言動を減らすゲーム!?
様々な声を取り上げましたが、プロの見解も気になるところ。男性保育士のてぃ先生は、以前に自身のYouTubeチャンネルで“ワガママな子ども”について解説していました。
最初にてぃ先生は「お父さんお母さんや先生たちを『困らせてやろう』とか思って、ワガママを言ってるわけではない」と説明。子どもは理性よりも本能が上回る場合が多いため、“いけないこと”とわかっていてもワガママな言動を起こしてしまいます。
そんな時に効果的なのが、“水の入ったコップを持ち運ぶ”というゲームです。遊び方はとても簡単。まず多めの水が入ったコップを子どもに持たせます。このコップを持ったまま、決まった位置まで歩いてもらうだけでOKです。
同ゲームの目的は、水がこぼれないように自分を律すること。「本当はもっとスタスタ歩きたい」という気持ちを抑えながら歩くため、自分をコントロールする力が鍛えられます。子どものワガママな言動を減らすために、ぜひ取り入れたいゲームですね。
子どもに対する苛立ちが減らない人は、今回紹介した対処法やテクニックを参考にしてみてはいかが?
文/内田裕子
参照/てぃ先生公式YouTube「3分あればできる! この遊びをすると【ワガママな子ども】が変わる!」https://www.youtube.com/watch?v=Mml1JE1S8yk