食卓に1品は準備しておきたい“メインのおかず”。特に食べざかりの子どもがいる家庭だと、白いご飯をモリモリ食べられるおかずが必要不可欠です。そこで今回は、ご飯にベストマッチなおかずをピックアップしていきましょう。
セロリの旨味を引き出すコツ!
今年2月に放送された『男子ごはん』(テレビ東京系)では、ご飯と相性抜群な「セロリの紹興酒漬け」レシピを紹介。まずはセロリ300gの葉を切り落として、茎の部分の筋を取り除きます。茎の細長い部分は2~3cm長さに切り、太い部分は縦半分に切ってから同じく2~3cm幅にカットしましょう。
続いて、みりん大さじ2と砂糖大さじ1、紹興酒大さじ2、粒の花椒小さじ1、しょうゆ大さじ3を混ぜ合わせます。合わせ調味料の準備ができたら、熱したフライパンにごま油大さじ1を引いてセロリを炒めます。先にごま油で炒めると、セロリにコクが出るので味が淡白になりません。うっすら焼き目がついてきた後に合わせ調味料を加え、セロリの表面に色がついたら火を止めて、沸騰がおさまったらすし酢大さじ3を投入。粗熱を取って密閉袋に入れ、冷蔵室で冷やせば完成です。
まさに“ご飯泥棒”な麻婆春雨
同番組では、出演者の国分太一さんも唸った「麻婆春雨」も登場。まず、水大さじ5と豆板醤小さじ2、みそ・砂糖・オイスターソース・紹興酒各大さじ1/2、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1を混ぜます。乾燥春雨100gを4等分に切り、花椒小さじ1をすりつぶしておきましょう。
熱したフライパンにごま油大さじ1を引き、みじん切りにしたにんにく1片としょうが1かけ分を投入。続いて豚ひき肉300gを加え、ほぐしながら強火で加熱します。小口切りにした赤唐辛子小さじ1を入れ、ひき肉に色がついたら調味料を入れます。調味料が沸騰したら春雨を入れ、水分を全て吸うまで炒めましょう。最後に花椒を加えて混ぜ、小口切りにした万能ねぎ6本分を散らせばできあがりです。
使用する調味料は少々多いものの、レシピ自体はシンプルな「麻婆春雨」。視聴者からは「すぐ作れそうだし、レパートリーに加えたい!」「紹興酒って今まで使ったことなかったけどチャレンジしてみようかな」といった反響が寄せられました。
セロリの筋を簡単に取る方法って?
「セロリの紹興酒漬け」レシピを見ていきましたが、セロリの筋取りは苦手な人も多いはず。包丁を使って取るのはテクニックが必要なため、簡単な筋の取り方を2つご紹介しましょう。
まずは包丁を使わずにピーラーを活用する方法から。セロリの切り口にピーラーを当てて、皮をむくように刃を引きます。すると筋が簡単に取れるのであとはお好みの長さに切るだけ。また道具を全く使わない方法もあり、最初に茎の真ん中あたりを折ればOKです。この時に筋は切れずにはがれてくるため、根本に向かって引っ張れば筋だけをきれいに取り除くことができますよ。
食材の下準備はコツを覚えるまで苦労するもの。効率の良い下準備の方法を覚えて、より調理の手間を減らしたいものですね。
文/牧野聡子