子どもの興味や関心を広げる「習い事」。家庭によって子どもに習わせたいことはそれぞれなものの、世の中には習い事の内容や数の多さでマウントを取ってくる人もいるようです。今回は“習い事マウント”を取られた際の対処方法について考えたいと思います。

習い事の数でマウントを取ってくる…

小学生の子どもを持つAさんは、「習い事をいくつやってるかでマウントを取るママ友」にお悩み中。Aさん自身は子どもに週1でピアノを習わせていますが、複数の習い事を掛け持ちしているママ友からは「平日何やってるの?」「暇じゃない?」などと聞かれるそうです。

 

「よそはよそ、うちはうち」と割り切って考えたいAさんですが、「習い事の多さで家庭の経済力をみられてる感じがする」とモヤモヤしてしまうそう。ネット上にはほかにも、「会うと聞いてもいないのに英語や習字とかの話をされる。最後に『なんで習わせないの?』としつこく聞いてきてめんどう…」などの声も寄せられています。

やっぱりスルーするのが無難?

習い事についてマウントを取ってくるママ友に対しては、どのように対処すれば良いのでしょうか?

 

最も多くあげられていたのは「スルー」で、「『うちも機会があればやってみるね~』だけで通してる」「『頑張ってるね』とか『すごいね』って言うだけで、相手は満足してくれるよ」といった声が。

 

そのほか「『知らなかった! ありがとう』は相手も自分も不快にならない魔法の言葉」「結局関わらないのが一番」といった方法を挙げる人も。しかし相手が「マウントを取っている」という自覚がない可能性も高いので、話の内容によっては世間話や相談と捉えたほうが良いかもしれません。

 

ちなみにマウントを取ってきたからといって、感情的に言い返してしまうのは禁物。相手と気まずくならないためにも落ち着いて対処しましょう。

子どもにどんな習い事をさせたい?

ママ友の習い事マウントに悩む声を見てきましたが、実際にママたちは子どもにどのような習い事をさせたいのでしょうか? 今年1月に公開された「2020年子どもの年末年始に関する調査アンケート」(イー・ラーニング研究所調べ)の結果をご紹介しましょう。

 

254人の保護者に対して「2020年、保護者間で話題になった子どもの習い事は何ですか」と質問。最も多かったのは111人が答えた「英語・英会話スクール」で、2位は「プログラミング教室(109人)」でした。また「2021年、子どもに何の習い事をさせたいですか(させる予定ですか)」とたずねたところ、やはり「英語・英会話スクール(156人)」「プログラミング教室(139人)」が上位を占めています。

 

また同アンケートでは、させたい習い事として「ユーチューバー・Vチューバー(17人)」という回答も寄せられました。

 

多様化が進んでいる昨今、習い事の数や内容で優劣をつけようとするのは筋違いといえるでしょう。ママ友から“習い事マウント”をされたとしてもストレスや悩みを抱えることにならないよう、大人な対応をしたいですね。

文/古山翔
参照/株式会社イー・ラーニング研究所「2020年子どもの年末年始に関する調査アンケート」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000013831.html