毎日料理をしていると、時には「楽をしたい」と思う人も多いはず。面倒なメニューでも手軽に作れるレシピがあれば、すぐにでも試したいですよね。2月放送の『土曜はナニする!?』(フジテレビ系)では、手間を省いた“おたすけレシピ”が紹介されました。
少しの油でOK!
同番組に登場したのは、神奈川県鎌倉市でカフェを経営している本多理恵子さん。本多さんは1品目に「半身浴ヒレカツ」を披露しています。面倒なイメージのある揚げものですが、調理時間は10分しかかかりません。
作り方は、まず1.5cmの厚さにカットした豚ヒレ肉300gに塩コショウ適量をまぶします。下味をつけたら、サラダ油小さじ1を入れた溶き卵1個分にぐくらせましょう。卵に油を入れることで、少ない油で揚げても衣がはがれにくくなるそうです。
続いて豚肉に衣(小麦粉、パン粉各適量、溶き卵)をつけて、揚げ油(5mm程度の高さ)を入れたフライパンに投入します。片面を3分ずつ揚げ、両面がきつね色になったタイミングで「半身浴ヒレカツ」のできあがり。少ない油で調理しているため、通常の揚げものよりも後処理がラクチンです。
鍋でグラタン!?
2品目に教えてくれたのは“簡単グラタン”。普通のグラタンは「ホワイトソースを作る」「オーブンで焼く」などの工程がありますが、本多さん流の場合はすべてのステップを省力しています。
気になる作り方は、最初にカットしたペンネ50g、玉ねぎ、じゃがいも各1個、しめじ1パック、ベーコン2枚、小麦粉大さじ1を厚手のビニール袋に入れてください。
よく揉み込んだ後、鍋に袋の中身と牛乳500ml、生クリーム100cc、コンソメキューブ1個、バター大さじ1をプラス。フタをして12分加熱(中火)している間、フライパンで“炒めパン粉(適量)”を作るステップに。きつね色になるまで炒めたらOKです。
次に鍋を12分温めたタイミングで、パルメザンチーズと塩コショウ各適量を加えましょう。最後に炒めパン粉をトッピングすれば完成。大事な工程を省いていますが、実際に食べたモデルの生見愛瑠さんは「おいしい! ちゃんとグラタン」とコメントしていました。
夕食作りってどのくらいかかる?
今回紹介した2品はどちらも短時間で作れるメニューでしたが、そもそも多くの人は調理にどのくらいの時間をかけているのでしょうか?
マイボイスコム株式会社は、以前“料理に関するアンケート調査(4回目)”を実施。回答者(料理する派)に“夕食作りにかける時間”をたずねたところ、「~30分以内」「~45分以内」と答えた割合は20~30%という結果に。調理時間が30分を超える人は少なくないようですが、もっと時短したい時は本多さん流レシピを真似した方がいいかもしれません。
ちなみに同調査では“レシピの参考度合い”も質問。結果を見ていくと、「ほとんどの場合、レシピを見ないで作る(41.9%)」「レシピを見ないで作ることが多いが、見ながら作ることもある(34.2%)」などの回答が。レシピを見ない派は意外と多いようですね。
ストレスの原因にもなりかねない毎日の調理時間。たまにはお手軽レシピで楽をしてみてはいかが?
文/古山翔
参照/『土曜はナニする!?』公式サイト「予約が取れない10分ティーチャー」https://www.ktv.jp/donani/recipe/210213.html
参照/マイボイスコム株式会社「料理に関するアンケート調査(第4回)」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000816.000007815.html