みなさんは、目標を達成するためにどのような行動を心がけていますか? プランを作成する人は多いと思いますが、ポジティブに捉えるのも大切なポイント。そこで今回は、自分のなりたい姿になる方法「アファメーション」に注目しました。

思い込みが大切!?

「アファメーション」とは、肯定的な言葉を自分に語りかけるテクニックのこと。たとえば仕事で昇進したい人の場合は「出世できる/している」と自分に言い聞かせ、目標に対して前向きに思考します。前向きに行動できるだけでなく、ネガティブなイメージを払拭できるのもポイント。

 

実践者は“前向きになる言葉”をノートに書き出しているようで、「チームを引っ張るリーダーになっている」「新人から信頼される先輩になる」などのフレーズがあげられていました。

 

アファメーションには、実施する際の注意点が。言葉を作成する時は「現実的に実現不可能なこと」「ネガティブなワード」を書かないようにしましょう。

ルーティン化するのがおすすめ!

アファメーションのやり方を見てきましたが、実践する際のコツも知りたいところ。書き出す方法のほかには、“声に出す”のも効果的だと言います。ルーティン化している人も多く、「起床後と寝る前にアファメーションを唱える。毎日言葉にすることで、常に目標を意識できます」「周りにバレないよう、仕事を始める前につぶやいてる」といった声が寄せられていました。

 

また“他者からアファメーションを言ってもらう”というワザも。実践者からは「自分で唱えるよりも他人に言われた方がモチベーションが上がる」などの主張が多数見られました。なかには他者が喋ったフレーズを録音し、聴きたい時に聴くという人もいるようです。ポジティブな思考を植えつけたい際は、家族や仲の良い知人にお願いしてみるのもアリですね。

 

そのほか、「壁やパソコンに文言を書いた紙を貼りつける」などのアドバイスも。まずは、自分に合った方法を試してみてはいかがでしょうか?

「セルフアファーム」ってなに?

ポジティブな言葉を活用する「アファメーション」。自己暗示をおこなうテクニックの一つですが、ほかにも活用できるワザがあるようです。メンタリストのDaiGoさんは以前、自身のYouTubeチャンネルで「セルフアファーム」について解説していました。

 

セルフアファームとは、過去に自分が達成したことを口に出すというメソッド。毎日セルフアファームを実施すれば、“下がったIQをもとに戻す”“現状を変えるアクションを起こす”などのメリットが期待できるようです。

 

DaiGoさんいわく、ブリティッシュコロンビア大学はセルフアファームの研究結果を公開。Aグループ(セルフアファームを実施)とBグループ(何もしない)に分けたところ、AはBよりもIQが10ポイントアップしました。また、積極的に前向きな行動をする人も増加。自分に自信が持てなくなった人は、セルフアファームを取り入れてみるといいかもしれませんね。

 

思い込みによって高いパフォーマンスを発揮する自己暗示。ネガティブな思考から抜け出せない時は、ぜひ今回紹介したメソッドを参考にしてみて。

文/河井奈津
参照/DaiGo公式YouTube動画「トラウマの影響を軽減【セルフアファーム】とは」https://www.youtube.com/watch?v=c6di0NQaXJ0