ソーシャルスタイルを意識したコミュニケーションのイメージ画像

仕事やプライベートの場で欠かせないコミュニケーション能力。どんな人でもスムーズに会話したいところですが、時には“話しが噛み合わない”こともあるかもしれません。そんな時は「ソーシャルスタイル理論」を活用するのがおすすめです。

コミュニケーションスタイルを4つに分類!?

ソーシャルスタイル理論とは、人のコミュニケーションスタイルを「ドライビング」「エクスプレッシブ」「エミアブル」「アナリティカル」の4つに分類したもの。それぞれの性格を把握し、タイプに合ったアプローチ方法を実践すれば円滑なコミュニケーションにつなげられます。それでは、4つのタイプにはどのような特徴があるのでしょうか?

 

まず「ドライビング」に当てはまるのは、合理的な判断をするリーダーシップタイプ。最初に結果を求める人が多いので、コミュニケーションの際は「結論から話す」「選択肢を提示する」といった伝え方が効果的です。

 

2つ目の「エクスプレッシブ」は、周りから注目されたい願望が強い人。感情表現が豊かで“ノリが良い”という特徴がある一方、“楽観的でルーズな部分がある”や“気分によって意見が変わる”などのデメリットがあります。関わる時は、とにかく楽しく会話することを心がけてみてください。

聞き手タイプは意見を引き出すのがポイント!

「ドライビング」「エクスプレッシブ」は自己主張するタイプですが、反対に「エミアブル」「アナリティカル」は“聞き手側”に回る場合が多いよう。3つ目の「エミアブル」には“平和志向”“聞き上手”などの特徴が。自分の意思を伝えるのが苦手なので、聞き役になりつつ意見を引き出してあげるのがポイントです。

 

最後の「アナリティカル」は感情を表に出さずに淡々と作業するタイプ。周りに助けを求めるのではなく、情報収集や分析に徹する傾向があります。いきなり話しかけても意見を引き出せないので、事前に「○時に○○について話そう」と伝えておくのがベター。考える時間を与えることで、「アナリティカル」の意見を聴ける可能性が高まりますよ。

 

4タイプの特徴を踏まえた後は、まず相手が何タイプなのかしっかり見極めてみましょう。

質問するだけでOK!?

4つのコミュニケーションスタイルを見てきましたが、相手のことを良く知らない時はどのような方法でスタイルを確認すればいいのでしょうか? 以前YouTuberのマコなり社長さんは自身のチャンネルで、“コミュニケーションスタイルの見極め方”について解説していました。

 

マコなり社長さんいわく、スタイルを知りたい時は相手に“質問”するだけでOK。「感情が表に出るタイプですか?」「自分の考え、周りの考え、どっちを優先するタイプ?」とたずねれば、簡単に相手のタイプを確認できます。

 

ちなみに同動画を見た人からは「ちょっとした質問で、相手のスタイルを見極められるのは超助かる」「変に相手の様子を窺うよりも、はじめに質問した方が早いね」などのコメントが寄せられていました。

 

より良い人間関係を築くためにも、「ソーシャルスタイル理論」を参考にしてみてはいかが?

文/古山翔
参照/マコなり社長公式YouTube動画「【人間関係が劇的改善!】相手がされて「嫌なこと」が分かる人格分析メソッド」https://www.youtube.com/watch?v=Tb9Cbvqs0co