みなさんは、仕事仲間や友人などの近しい存在に“指摘”ってできますか? とても勇気がいる行動なので、言いたくても我慢する人は多いと思います。そこで今回は、“相手に受け入れてもらえる指摘の方法”をピックアップしてみました。
感情的になるのはNG!
そもそも間違ったおこないに対して、指摘するのは正しい行動。しかし場合によっては、相手が素直に受け入れてくれないこともあります。ネット上には「ポイ捨てした友人に『ダメだよ!』と指摘したら、不機嫌になった」「後輩が遅刻したので、厳しく注意。それから距離を置かれるようになった気がする…」などのエピソードが。指摘した側の言い分が正しくても、相手が納得してくれるとは限りません。
それでは、どうすれば指摘を受け入れてもらえるのでしょうか? アドバイスを見ていくと、「感情的になって指摘するのはNG。冷静に説明するのが一番効果的だと思う」「下手に出ながら指摘するべき。失礼な言い方や態度だと、相手は素直に受け入れてくれない」といった声が上がっています。指摘する際は心を落ちつかせ、丁寧な伝え方を意識してみましょう。
疑問調が効果的!?
謙虚な姿勢が大切なのはわかりましたが、テクニックとして使えるフレーズも知りたいですよね。
指摘する時の言い方をピックアップしたところ、「『私はこう思うけど、あなたはどう思う?』と疑問調にすれば、厳しい印象を与えずに指摘できる」「『私の勘違いかもしれないけど…』という前置きフレーズが効果的。自分を下げることで、相手も間違いを認めやすくなる」などの意見が。言い回しや語尾を変えるだけでも、受け手の印象はガラッと変わるようです。
他には「ポジティブなワードをつけ足すのもアリ」という助言も。たとえばビジネスシーンでミスを指摘する場合、「他はよくできてたよ」と最後に足すとポジティブな印象を与えられます。プライベートでも応用できるワザなので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
指摘の際に使ってはいけないフレーズ
人によって様々な「指摘の方法」。実はYouTuberのマコなり社長さんも自身のYouTubeチャンネルで、“間違った指摘の方法”を説明していました。
ビジネスの場で指摘する場面は多いですが、中には感情的になって「何度言ったら分かるんだ」と叱る人も。マコなり社長さんいわく、指摘の際にこのフレーズを使うのはNG。「できないあなたがおかしい」と相手に押しつけているだけなので、“悪い点を正す”という目的に適さない言葉です。
また、人前で指摘するのも良くない例の一つ。周りに人がいる中で指摘した場合、相手に屈辱感を与える可能性が。マコなり社長さんは「自尊心を傷つけてやる気も奪って、信頼関係もゼロになります」とコメントしていました。
同動画の最後には、アドバイスとして「ネガティブな指摘をする時は『心からの感謝を伝えろ』」とのメッセージが。ネガティブな印象を軽くするため、感謝の言葉もつけ加えましょう。
良好な人間関係を築くためにも、ぜひ今回紹介した指摘のコツを参考にしてみてください。
文/古山翔
参照/マコなり社長公式YouTube動画「絶対にやってはいけない『人の叱り方』トップ5」https://www.youtube.com/watch?v=QxiyXkGE0g0