ビジネスの場では、困難な問題に直面することが多々ありますよね。人によっては自分で対処しきれず、逆境に負けてしまうことも。そこで今回は、ピンチをチャンスに変える力「レジリエンス」に注目しましょう。
失敗を糧にするためには「レジリエンス」が必須!?
ビジネスシーンでのダメな例として「失敗をいつまでも引きずる」「メンタルが弱い」などがよくあげられます。本来のパフォーマンスを発揮するためには、すぐに気持ちを立てなおしたいところ。そんな時のために習得しておきたいのが「レジリエンス」です。
レジリエンスとはストレスに遭遇しても跳ね返したり、すぐに立ちなおる能力のこと。レジリエンスが高い人には、「落ち込んでからの復活が早い」「失敗を糧にして成長できる」などの特徴があります。仕事の状況によってメンタルが左右される場合は、「レジリエンス」を鍛えた方がいいかもしれません。
ポジティブ思考がポイント!
それでは、レジリエンスを高めるためにはどうすればいいのでしょうか? まず“心をフラットな状態に保つ力”が必要で、ネット上には「なにごともポジティブに捉えた方が良い。ネガティブに受け止めていると、気持ちを立て直すまで時間がかかる」「考え方の癖を把握するのは必須。客観的に捉えることで、気持ちのリカバリーを妨げている原因がわかるはず」といった助言が寄せられています。考え方がネガティブな方に偏る人は、まずは捉え方を変えてみることが必要そうです。
ほかには、“自己効力感を高める”というアドバイスも。自己効力感は、困難に直面しても「私はデキる!」と自信を持つ能力。自信を積み重ねると、積極的に行動できるようになるため自然とレジリエンスも高まります。
自己効力感を伸ばすコツとして「成功体験の回数を増やすのが効果的。小さなことでも成功を体感すれば、少しずつ自信がついてくる」などのコメントが。レジリエンスは「ポジティブに捉える」「自己効力感を高める」の2点を意識するのがポイントのようです。
問題の明確化がレジリエンスのコツ!
レジリエンスのコツやアドバイスを見てきましたが、プロの見解もピックアップしましょう。以前メンタリストのDaiGoさんは、自身のYouTubeチャンネルに「立ち向かう力の身につけかた」という動画をアップ。“レジリエンスを伸ばす方法”について解説しています。
DaiGoさんいわく、問題に立ち向かうためには対象を明確化することが必須。問題を「何に立ち向かうのか?」「どこまで行ったらクリアになるのか?」と細かく明確化し、対処しやすい状況にするのが重要です。
“明確化する=レジリエンスを高める”と説明するDaiGoさん。ちなみに問題の細分化は“ストレス軽減”にもつながります。頭を悩ますトラブルが発生した際は後回しにするのではなく、早急に“明確化”してみてください。
ビジネスの場で欠かせない「レジリエンス」。大きな問題に直面しても、乗り越えられる力を手に入れたいものですね。
文/内田裕子
参照/DaiGo公式YouTube動画「立ち向かう力の身につけかた」https://www.youtube.com/watch?v=KHVI6X8ifVk