身近な人と信頼関係を築くためには、誠意ある行動が大切です。もちろん行動だけではなく、普段の会話でも相手との仲を深めていきたいところ。そんな時は、「自己開示」というコミュニケーションスキルを取り入れると良いかもしれません。

プライベートの話がキーポイント!

日常会話のなかで「無難な話」をする人は多いと思いますが、それでは相手との距離を縮められないですよね。しかしプライベートの情報を伝えるテクニック「自己開示」を使えば、グッと信頼感がアップします。

 

「自己開示」の例を見ていくと、「『好きな食べ物は?』と聞かれて、『○○です』と答えるだけだと会話はすぐ終わる」「『○○が好きなんですけど、最近見つけた○○ってところの商品が超おすすめですよ』とプライベートの情報を入れたら、かなり印象が良くなる。ポイントは“人となりがわかるエピソード”を足すことだと思う」といったコメントが上がっていました。

自己開示のコツは「弱みを見せること」!?

自己開示は“自分に関するエピソード”を取り入れるのが大切なようですが、「失敗談」「恥ずかしエピソード」を活用するのも効果抜群。周りから良く見られる話よりも、“自分のダメな部分”をさらけ出した方が相手に信頼感を与えられます。

 

ちなみに「自己開示」の実践者からは、「とにかく『弱みを見せる』のが重要です。受け手は『自分に心を開いてくれてる』と感じるため、簡単に距離を縮められる」などの意見が寄せられていました。一方「弱みを見せる」というワザは、デメリットになる場合も。たとえば面識が少ない人に対して、急にプライベートすぎる話をしても相手は反応に困ることがあります。最初のうちは無難な話のなかに、自分のエピソードを少しずつ足していくのがよいかもしれません。

 

自己開示のコツを知った後は、使いこなすための鍛え方も知りたいところ。「日記を書く行為は良いトレーニングになる。自分の意見や経験した出来事が記憶にストックされていく」「感想を言う癖をつけると、自然と自己開示力が高まるよ」などの助言が上がっています。

DaiGoさん直伝の「正しい自己開示の方法」

様々なテクニックやコツをピックアップしましたが、プロの見解も見ていきましょう。以前メンタリストのDaiGoさんは、自身のYouTubeチャンネルで“正しい自己開示の方法”を紹介。DaiGoさんいわく、信頼感はお互いの情報を共有することで高まるそう。また自己開示は、相手の情報を引き出すために最適な方法とも解説していました。

 

それでは、どのように相手の情報を聞けばいいのでしょうか? 相手に聞きたいことがある場合は自分から「私は~です」とアピールし、「あなたはどんな人ですか?」と質問につなげるとスムーズに情報を引き出せるとのこと。質問を前提に自己開示を続ければ、情報を聞き出せた上にお互いの信頼感もアップします。

 

人間関係を深めるために役立つ「自己開示」。プライベートな質問が苦手な人は、積極的に自己開示を利用してみるといいかもしれませんね。

 

文/内田裕子

参照/DaiGo公式YouTube動画「裏切られない人間関係を作る、正しい『自己開示』」https://www.youtube.com/watch?v=A65Gr7BwYKY