白菜・大根

野菜をたくさん買いすぎて、余らせてしまった経験はありませんか? 以前放送された『Nスタ』(TBS系)には、料理研究家のリュウジさんが登場。野菜を消費できる“激ウマレシピ”を教えてくれました。

味の決め手は“にんにく油”!?

まずは白菜を大量に活用したレシピ「白菜の無水油鍋」を伝授。白菜1/3個を約2~3cmにカットしたら、鍋の中に敷き詰めていきます。リュウジさんいわく、「無水なので白菜の水分が出やすいように、鍋の中をパンパンにしておくのがポイント」とのこと。

 

白菜の上には4~5cmにカットした豚バラ肉800gをのせ、酒200ccと白だし60ccも加えましょう。次にごま油150cc、細かく刻んだにんにく1かけを一緒に炒めますが、実はこの“にんにく油”が味の決め手に。油の量が多く感じるかもしれませんが、リュウジさんは「(にんにく油を使えば)白菜は1玉買っても全部使いきれます。それぐらいのうまさです」と説明していました。

 

鍋ににんにく油を投入した後は、フタをした状態でじっくり加熱。白菜をくたっとするまで煮詰めれば、あっという間に完成です。白菜の甘みによって、油のしつこさを気にせずに食べられますよ。

 

大根は煮ないで焼くべき!?

白菜だけでなく、“大根”を消費できる簡単料理「大根の白だしバターステーキ」も紹介していたリュウジさん。まずはバター10gをひいたフライパンで、輪切りにした大根220gを炒めます。あとは塩少々、酒大さじ1/2、白だし大さじ1で味つけをするだけ。基本的に煮ることが多い大根ですが、ステーキにすれば調理時間をかなり短縮できるのでおすすめです。

 

同番組の視聴者からは、「“無水油鍋”は白菜を大量に使えるし、にんにくのアクセントが効いていておいしそう」「大根ってあまり焼くイメージがなかったから参考になった」などのコメントが寄せられていました。

 

ほかにも“野菜の活用術”をあげている声は多数あり、「冷蔵庫に入りきらない野菜は、ミキサーにかけて“野菜ジュース”にするよ」「“ミネストローネ”は具材にたくさんの野菜を使えるので作ることが多い」といった意見が。野菜を余らせないための工夫を凝らしている人はたくさんいるようですね。

 

10代はセロリ&ゴーヤが苦手!?

冬野菜を使った簡単レシピを取り上げましたが、そもそも野菜が好きな人はどれほどいるのでしょうか? LINE株式会社は、以前15~59歳の男女5252名を対象にアンケート調査を実施。“野菜が好きかどうか”をたずねたところ、約8割の人が「好き」と答えました。

 

野菜が苦手な人は少数派だったものの、なかには「苦手な野菜」をあげている人も。そこで“苦手な野菜トップ2”を見ていくと、「セロリ」と「ゴーヤ」がランクインしています。2つの野菜に苦手意識を持つ人は若い世代に最も多く、特に10代ではどちらの回答率も40%前後の割合に。

 

また、「大人になって食べられるようになった野菜」のトップ2にも「ゴーヤ」と「セロリ」があがっているため、年を重ねるにつれて“苦味のある野菜”を克服できるようです。

 

今回取り上げたリュウジさんの野菜活用レシピで、家にある野菜を上手に消費してみてはいかがでしょうか?

 

文/内田裕子

参照/LINE株式会社「苦手な野菜、食べられるようになった野菜に関する調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002497.000001594.html