ネガティブな感情も重要!?

ネガティブと比べて“ポジティブ”に良い印象を持っている人は多いはず。しかし間違ったポジティブ思考を持ってしまうことで、身をほろぼす可能性もあるようです。以前『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)には、精神科医の最上悠先生が出演。「実は間違ったポジティブ思考も広まっている」と警鐘を鳴らしていました。

 

例えば「理想型ポジティブ」の場合、“自分はどんなことでも大丈夫だと思ってしまい、オーバーワークになりがち”だと言います。さらに心配してくれる人を受けつけない「強がり型ポジティブ」や、都合の悪い時や重要な局面になると思考を停止してしまう「瞬間型ポジティブ」なども危険なタイプ。

 

また最上先生は「悲しい時にきちんと悲しまないというのは、心身を害することが分かっている。自分のネガティブな感情を気にしなくなると現実逃避になり、問題解決に向き合わなくなってしまう」と説明しているため、あまりポジティブ思考にとらわれすぎないことが大切なのかもしれません。

 

ネガティブな人とのコミュニケーションに困惑しないよう、上手に付き合っていきたいですね。

 

文/古山翔