会社をより良い環境にするためには会議やミーティングが欠かせません。様々な意見が交わされる場ですが、時には反対意見を述べることも必要に。しかし「反対する」行為がなかなかできない人は意外と多いようです。反対する場合、どのような点を意識すればいいのでしょうか?
反対したら気まずい雰囲気に!?
気が弱い性格のAさんは、「会議中に反対意見があっても言い出せない」と悩みを吐露。意見を言えない理由について「以前に反対意見を伝えた際、相手が納得できずに怒ってしまった。それがトラウマになった影響で、今では黙っていることが多い」と説明しています。
Aさんのように“反対意見”が原因で、相手との関係性が崩れるケースは少なくありません。たとえば「先輩の意見に対して反対したら、機嫌が悪くなって全然口をきいてくれなくなった」「反対する行為ってかなり勇気がいる。ケンカにまで発展した例を見たことがあるので、ちょっと抵抗がある」などのエピソードが多数寄せられていました。
論破はNG… 共感させるのがポイント?
一方で「相手に不快な思いをさせるのは、伝え方に問題があるから」との主張も。アドバイスを詳しく見ていくと、「ただ否定だけするのはダメ。反対する理由に加えて、代替案を伝えるのがベター」「シンプルに『~だから良くない』と伝えるのではなく、言葉の前後に『良いと思うけど』『それだとちょっと難しいよね』とフォローするフレーズも入れるべき」といった声が。反対する時は“相手を立てつつ納得させる”のが効果的なようです。
また、多くの人がやりがちなNG行為として「論破」をあげる人もいました。「あくまでも会社を良くするための場だから、“言い合いの勝ち負け”はまったく関係ない」との主張がチラホラ。“論破”よりも“共感させること”の方が大切という声が多く、「お互いが納得できるアイデアを提案すれば、共感が生まれる。簡単ではないけど、とても前向きな方法だと思う」という意見も上がっています。