女性起業家プロデューサーとして2014年に起業した大東めぐみさんは、女性が自立して生き生きと働けるための起業支援を行い、これまでに350人以上にコーチングを行い、強みや得意を生かした「自分らしい働き方」へと導いてきました。

 

「時代の変化とともに、時間も場所もとらわれない働き方が可能になってきた」と話す大東さんに、今後の働き方への姿勢と、今を生きる女性に必要なマインドについて伺いました。

 

時代の変化とともに、自分らしく活躍できる場所を探す人が増えてきている

——大東さんが独立されてから今年で6年目。たくさんの女性へのコーチングやセルフプロデュースをする中で、働き方への姿勢やマインドの変化をどう感じていますか?

 

大東さん:

私が発信しているのは「個人が起業していく」ところにフォーカスしたセルフブランディングです。私のお客さんの年齢層は20〜40代と幅広いですが、専業主婦の方だけでなく、会社員の方も「このままの働き方だと不安がある」という悩みを抱えて連絡をくださる方も増えてきています。

 

「会社と育児との両立が大変だから」と会社員以外の働き方を模索している人や、「専業主婦としてやってきたけど社会とつながりたい」という思いを持っている方、すでに自分でビジネスを始めていて、「さらにステージアップしたい」という人もきてくれています。

 

時代の変化とともに、企業も制度を充実させるなどの取り組みを行い、女性の就業率は上がってきました。しかし女性管理職になるなどキャリアアップするのにはまだ厳しく、優秀な女性が力を発揮できる場所は少ないのが現状。だからこそ、自分がやりたい場所、力を発揮したいと思う場所を探している女性は多いです。

 

同時に、SNSの普及で「この人みたいになりたい」とか「こういう働き方をしてみたい」と、選択の幅も広げやすくなっているように感じています。

 

研修やセミナー、オンラインや対面でのコーチングレッスンで、悩みや相談を受けますが、多くの方に共通しているのが、「自分が活躍できる場所を探している」ということ。特に育児をしている女性はその思いが強いように感じています。

 

会社が今後どうなっていくかわからない情勢の中、会社員として働きつつも家事や育児に奔走する中で、「自分は今後どう働いていけばいい?」と考えている人もたくさんいます。

 

 

——大東さん自身も、旦那さんの駐在に帯同したことで、一旦キャリアから離れたことが現在の仕事につながっているそうですね。

 

大東さん:

はい。それまで築いたキャリアを手放して、いろんなことを我慢しながら子育てに専念した海外での2年間があったからこそ、「自分らしく社会とつながりたい」、「自分の人生を生きたい」と考えるようになりました。

 

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