3月20日(土)より公開となる『映画ヒーリングっど❤プリキュア ゆめのまちでキュン!っと GoGo!大変身!!』。本作には「ヒーリングっど❤プリキュア」と一緒に「Yes!プリキュア5GoGo!」も登場します。
CHANTO WEBでは、「プリキュア 5」キュアドリーム/夢原のぞみ役の三瓶由布子さんにインタビュー。後編では、仕事と子育ての両立で心がけていること、得意のお弁当メニューなどを教えていただきました。
—— CHANTO WEBでは以前、『映画おしりたんてい てんとうむしいせきの なぞ』のインタビューで登場していただきました。子ども向け作品にもたくさん出演している三瓶さんですが、お子様に見せる作品はどのように選んでいるのでしょうか?
三瓶さん:
本人が観たいという意見を尊重します。もちろん、子どもが観れる作品かどうかは判断しますが。絵本は私が選んだりしますが、アニメに関しては、保育園や幼稚園でお友達と情報交換してくることが多いです。
—— 「プリキュア」も一緒に観ていますか?
三瓶さん:
まさに、今、毎週観ています(笑)。「キラキラ☆プリキュアアラモード」からスタートして、今も現役で毎週楽しみにしているので、日曜日も早起きして一緒に観ています。
—— お母さんが出ている作品を一緒に観ることもあるのでしょうか。
三瓶さん:
ありますね。でも、アニメとして純粋に観ている感じです。私が声優だということはまだ説明していないのですが、最近、声優という仕事のメディアでの露出が増えたこともあり、そういう仕事があるということは認識していると思います。「プリキュア」も「おしりたんてい」も私の地声とはかけ離れているので、作品で気づくことはないと思います。でも、キャラクターの声をしたりすると「似てるね!」「ママ、上手だね」なんて言われたりはします(笑)
—— おぉ、それは贅沢ですね。お子様と一緒に作品を楽しむ中で発見などはありますか?
三瓶さん:
私の子ども時代と比べると、はるかに作品数が増えた気がします。初めて知る作品に出会うことも多いし、CGや色使いなどの技術力もすごいと感じるものもたくさんあります。大人でも楽しめる絵本も多いですし、その芸術性の高さに驚くこともよくあります。
—— 映画に登場するカグヤのお母さん(天才科学者の我修院サレナ)は、優しさの裏返しではあるのですが、一見厳しいお母さんです。三瓶さんはどんなタイプのお母さんですか?
三瓶さん:
不器用なので、できないことが多いお母さん、かな(笑)。最近、子どもの髪を切ったのですが、不器用っぷりを発揮しちゃいました。でも「いいよ、お母さんは、しょうがないよね」と子どもに同情されたりしています。親になる前から、なんでもできる親より、できない親のほうが子どもがたくましくなるという話を聞いていて。そうかもしれないなと実感しているところです。私が、情けない親なので、たくましく育ってくれると期待しています!
—— 髪を切った後のお子様の対応から、たくましさの片鱗を感じます。
三瓶さん:
いい子に育ってくれています(笑)。なんでも自分でできるようになったほうがいいよという教育をしているので、強く育ってくれると信じています。
—— 子育てにおいて、これは得意だと思うものはありますか?
三瓶さん:
絵本を読む、ですね。お父さんが「読んであげようか?」というと、「ママのほうが上手だから大丈夫」って言われるらしいです。絵本は私担当です。キャラクターの声真似などをして「似てるでしょ?」なんて言ったりして。
—— プロですから、そこは自信を持ってできますね(笑)。料理はいかがですか? お子様がお気に入りのメニューはありますか?
三瓶さん:
得意だと思ったことはないのですが、「おいしい」といって食べてくれるので、自信をもらっています。凝った料理はしないです。子どもが好きな味付けが多いですね。お弁当は入れてほしいおかずのリクエストはきます。毎回、たまご焼きという指定がくるので、同じお弁当になってしまうのですが、本人のリクエストなので。ママの得意がわかっている優しい子になっています(笑)
—— たまご焼きのこだわりは?
三瓶さん:
我が家は砂糖とみりん入りの甘い派です。他にリクエストが多いのは、ケチャップ味のスパゲティ、タコさんウィンナー、ポテトサラダですね。オーソドックスなリクエストで本当に助かります。
—— 仕事と子育ての両立で、三瓶さんの中での決め事はありますか?
三瓶さん:
ルールとかは決められないタイプなので、そのときの生活リズムにあわせて臨機応変に対応していけばいいかなと思っています。変化することを躊躇しない。ルールを決めたからこうしなきゃではなく、今、一番いい方法、スタイルは何かと考えるようにしています。
その中でも、心がけているのは、子どもとの時間が取れるときは子どもを優先するということです。自分が親にしてもらってうれしかったことは、積極的にするようにしています。例えば、いっぱい抱きしめる、とかですね。話せることが多くなると、自分の意見も出てくるので、一度受け止めて話をします。子どもが納得するまで話をして、最後はギュッと抱きしめる。仲直りのハグも大切にしています。