災害対策課の平時の活動とは

被災地支援の実体験から、水の大切さを痛感したと話す村田さん。

——災害対策課では、ふだんどのようなお仕事をされているのですか?

 

災害対策課 村田さん:

災害対策課は警視庁の警備部に所属する課のひとつです。地震や豪雨などによって、災害が発生した際に警察として必要な対策を行うのが仕事です。

 

たとえば防災や減災の観点から、災害が発生する前に都民や国民の皆さんひとりひとりの防災力を高めるための活動や、警察官自身が災害の発生に備えた実践的な訓練も行っています。

 

災害が実際に発生したときには、災害対策課に所属する救出救助部隊(特殊救助隊)を被災地域に派遣して、迅速な救助活動にあたったり、必要な情報収集なども行ったりしています。

 

災害対策課ナカの人が考える「水を備える大切さ」

——村田さんご自身は普段どのような備えをしていますか?

 

災害対策課 村田さん:

定期的にミネラルウォーターのペットボトルを購入しています。実際に被災地などに行って、水の必要性をものすごく実感しましたね。だから水の備蓄だけは充分にしています。

 

トイレを流せないのも困りますよね。先日、自宅マンション全体が断水になったことがありました。「飲める水でトイレを流すのは……」と迷ったのですが、他に選択肢はありません。災害時ではないんですが、水の備蓄があるといざというときに困らずに済むな、と実感した出来事でしたね。

 

——最後に、Twitterをやっていない人でも、災害対策課のツイートを見る方法はあるでしょうか。

 

災害対策課 村田さん:

災害対策課のツイートは、警視庁のホームページや動画サイトでも公開しています。

 

過去のツイートが警視庁のホームページからも閲覧できる。

 

警視庁の公式動画チャンネルも開設されている。

 

8月に、膨大なツイートを整理し、見やすくなったところです。Twitterを使われない方はこちらを見てもらえるといいですね。

 

繰り返しになりますが、私たちの職務の一つは、都民や国民の皆さんの防災力を高めること。時代に合わせた情報発信で、いざというときの力になれれば嬉しいですね。

 

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いつ起きるかわからない自然災害。もしものときに慌てないよう、日頃から警視庁の情報を確認しておくといいかもしれませんね。

 

取材・文/前嶋みどり

参考/10円玉2枚を使ってお菓子の袋を簡単に開ける方法:https://twitter.com/MPD_bousai/status/922952675230040065
懐中電灯と水を入れたペットボトルで作るランタン:https://twitter.com/MPD_bousai/status/836797698321887232
「災害備蓄品に折り紙を添える」アイデア:https://twitter.com/MPD_bousai/status/1310365114688626690
大切な家族であるペットを守るためのアイデア:https://twitter.com/MPD_bousai/status/1102725062300319744