お酒が好きな夫婦なら、食後に2人で晩酌を楽しんでいる人もいるのでは? 夕食の残り物や晩酌用に一品作るのもいいですが、スピーディーに本格的なおつまみを楽しみたいなら「缶詰」という選択肢もあるんです。

 

そんなちょい飲みにぴったりなのが、国分グループ本社の「缶つま」。現在70種類のラインナップを揃える缶つまシリーズは、お酒にあう肴に特化し、2010年の発売以来大人気。そんな缶つまシリーズのなかから、利酒師の資格も持つ日本酒好きな筆者が10種類の缶つまを試食しました。なかでもとくにおすすめの缶つま6種類をご紹介しましょう。

 

定番の「豚角煮」はホロホロの仕上がり

自分でイチから作るとなると面倒な豚の角煮は、缶詰ならすぐ食卓に出せるのが魅力。「缶つま 宮崎県産 霧島黒豚角煮」は、霧島黒豚の三枚肉を丸大豆醤油で柔らかくなるまで煮込んだ一品です。

 

▲「缶つま 宮崎県産 霧島黒豚角煮」は150g入りで希望小売価格は800円(税抜)

 

旨みが強い日本酒に合わせるのがおすすめで、甘辛いタレとお酒の相性はバッチリ。また、古酒などの熟成した日本酒にも合います。缶詰とは思えないほどお肉がゴロゴロ入っており、少し温めてから食べるとよりおいしくいただけますよ。

 

「牛すじこんにゃく」はごはんのお供にも

缶詰の煮込み料理のクオリティの高さを感じたのが、「缶つま 牛すじこんにゃく」です。醤油ベースのタレでじっくり煮込まれた牛すじこんにゃくはしっかり味が染み込んで、牛すじもトロトロの仕上がり。

 

▲「缶つま 牛すじこんにゃく」は140g入りで希望小売価格は450円

 

こんにゃく食感が残っているので食べたときの満足感もあり、これをごはんにかけて食べるのもアリ。こちらも甘辛い味付けなので、旨みの強い日本酒に合わせるといいでしょう。

 

香ばしさが楽しめる「鶏ぼんじり 直火焼」

「こんなものまで缶詰になるのか!」と驚かされたのが、「缶つま 北海道産 鶏ぼんじり 直火焼」です。ぼんじりは鶏のお尻の骨周りの肉のことで、鶏の部位のなかでもっとも脂がのった希少部位。そんなお肉まで缶詰で味わえるんです。

 

▲「缶つま 北海道産 鶏ぼんじり 直火焼」は40g入りで希望小売価格500円

 

醤油ダレで味付けされており、直火焼きならではの香ばしさが口いっぱいに広がります。ぼんじりのようなジューシーな脂のある部位には、しっかりとした旨みのある純米酒がいいでしょう。とくに、少し温めた日本酒と組み合わせるとマリアージュを存分に楽しめるはず。ビールに合わせるのも王道ですね。

 

「かき燻製醤油漬け」は牡蠣好きならマスト

海鮮の缶詰も充実しているのが缶つまシリーズの特徴。なかでも「缶つま 広島県産 かき燻製醤油漬け」は、牡蠣が好きな人なら必ず食べてみてほしい商品です。

 

▲「缶つま 広島県産 かき燻製醤油漬け」は60g入りで希望小売価格600円

 

広島県海域で育った牡蠣のむき身を使用し、桜のチップで燻製しています。この燻製の香りと牡蠣の磯らしい味わいが日本酒によく合う! こちらは旨みの強い純米酒だけでなく、淡麗辛口なすっきりした日本酒にも良さそうです。また、白ワインと組み合わせてもいいでしょう。

 

食欲を刺激する「ほたて燻製油漬け」

「缶つま 北海道・噴火湾産ほたて燻製醤油漬」は、北海道の噴火湾でとれたほたてのむき身を使用。桜のチップで燻製することで香りをプラスしています。

 

▲「缶つま 北海道・噴火湾産ほたて燻製醤油漬」は55g入りで希望小売価格450円

 

かなりシンプルな缶詰ですが、日本酒との相性はバッチリ。純米酒や淡麗辛口な日本酒、また白ワインに合わせれば外しません!あえ物にしてみたり、揚げ物に使ってみたりと、料理としてのアレンジもしやすい缶詰です。

 

ピリ辛の「ハバネロサーディン」は大人の味

日本近海で獲れた新鮮ないわしを使用した「缶つま 日本近海獲りハバネロサーディン」。醤油で味付けし、ハバネロでピリッと辛く仕上がっています。

 

▲缶つま 日本近海獲りハバネロサーディン」は105g入りで希望小売価格350円

 

オイルサーディンといえば白ワインのイメージが強いですが、実は日本酒に合わせてもいいんです。筆者はそんなに辛い料理が得意ではありませんが、この辛さはいいアクセントになっていて気に入りました。炒めものに使ったり、冷奴に載せてみたり、アレンジの幅が広いのでストックしておくと便利です。

 

缶つまシリーズは開発者が全国各地を訪れ、漁協や生産者と選び抜いた厳選素材を使用しています。また、燻製、煮炊、蒸し上げ、焼き上げ、炙りなど幅広い製法を吟味するなど、こだわりの缶詰なんです。そのまま食べたり、自分なりにアレンジを加えたりしながら晩酌タイムを楽しみましょう。

 

缶つま倶楽部 https://www.kantsuma.jp

 

文・撮影/今西絢美