最近はおうち時間が増えたことによって、自宅学習の重要性が高まってきました。しかし勉強を教える際、集中力が続かない子どもにやきもきする人も多いはず。どうすれば子どもを勉強に集中させられるのか、子どものタイプ別に対処方法を見ていきましょう。

子どもの性格に合わせた集中力アップ方法

今年8月に放送された『あさイチ』(NHK)では、子どもに合った集中力の引き出し方を特集していました。ひと口に「集中できない」と言っても、「モゾモゾ動く」「すぐにおしゃべりする」などとタイプは様々。子どもの性格によって対策を変えることが大切です。

 

例えばモゾモゾ動いてしまう子どもは、音楽を聴くと自然に体が動くという特徴が。「ジッと座っていなさい」と言うと、逆に集中できなくなるそうです。むしろ床に寝転がったり、歩いている方が勉強に集中できることもあるので本人に任せましょう。

 

おしゃべりが大好きなタイプは音に敏感で、家族が物音を出すと集中力が切れてしまいます。そのため、1人部屋などの環境を整えてあげるのがおすすめ。

 

音ではなく視界に入るものを気にする子どもの場合は、「家族が目の前を横切らないようにする」「机の上にそのとき必要なもの以外を置かない」といったことに気をつけるのがいいようです。

 

学習計画が一目でわかる方法も!

あれこれと対策を講じていても、子どもが嫌いな教科に取り組む場合は集中力が途切れがち。番組によると、嫌いな教科を勉強するときは「とにかく褒める」ことがポイントだそうです。少しでもテキストを読んだら「読めたね」と褒め、聞いたことに答えてくれたら「なるほど、ありがとう」と子どものやる気をアップさせましょう。

 

そのほか、学習計画を“付箋”で作るのも効果的。紙に「やることゾーン」と「終わったゾーン」を作って、その日にやることを書いた付箋をやることゾーンに貼りつけます。付箋に書いた内容が終わるたびに、終わったゾーンへ付箋を移動させれば達成感に繋がるそう。まさに、大人が使う「リマインダー」や「ToDoリスト」のようなシステムですね。