「豚肉を酒に漬けておくと柔らかくなるんですよ」
ド定番の家庭料理「豚のしょうが焼き」ですが、豚のこま切れ肉でも硬くならないポイントはここ!
フードコーディネーターの田頭さんが言うには、さらに、豚肉に片栗粉をまぶすことで、肉の水分が外に逃げにくくなり、しっとり柔らかい食感に仕上がるそう。
たれもとろっとして肉にからみやすくなるので、しっかり味がつき、ご飯が進みます。
さっそく、今晩のおかずにいかがですか?
失敗しない!豚肉の生姜焼き
【材料(2人分)】
豚こま切れ肉…200g
玉ねぎ…1/2個 片栗粉…小さじ2
A|酒…大さじ1
|おろししょうが…小さじ1
B|しょうゆ・酒・みりん…各大さじ2
|おろししょうが…小さじ1
ごま油…大さじ1
キャベツ…2枚 トマト…1/2個
【作り方】
1.豚肉は大きいものはひと口大に切り、ボウルに入れてAをもみこむ。10〜15分ほど室温におく。片栗粉を加えて全体にまぶす。
ポイント:豚肉に片栗粉をまぶしてから焼くと柔らかくしっとりとした食感に。片栗粉が多すぎるとどろっとなるので分量には気をつけて。
2.玉ねぎは5mm幅に切る。ボウルにBを混ぜ合わせる。
3.フライパンにごま油を入れて中火で熱し、玉ねぎを入れて炒める。玉ねぎに油がまわってきたら端に寄せ、①を重ならないように広げて入れる。最初は触らないようにし、焼き色がついてきたら裏返す。くっついている部分をほぐすようにしながら焼き、肉に火を通す。Bを入れ、全体を炒め合わせる。たれに少しとろみがついてきたら火を止める。
4.器にせん切りのキャベツとくし形切りのトマトを盛り、③を盛り付ける。
PROFILE 田頭志保(たがしら・しほ)
フードコーディネーター・フォトグラファー。大学卒業後、新聞社にてカメラマンとして勤務。その後、料理と写真のテクニック、それに携わるフードコーディネーターの仕事に惹かれ、専門学校にて学ぶ。テレビや雑誌で現場技術を取得する傍ら、ロンドン〜中東での料理研究、写真活動を経て、現在フォトグラファー、フードコーディネーターとして活躍中。
取材・文/田川志乃 料理・スタイリング・撮影/田頭志保