SNS上でトラブルに発展した人は約2割

Twitterの“返信制限機能”によって悪質なリプライが減りそうですが、そもそもSNS上でトラブルに発展したケースはどのくらいあるのか気になるところ。

 

総務省は以前、「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」を発表。同調査では、“ソーシャルメディアがもたらす弊害”が明らかになっています。

 

回答者に“SNSを利用することでトラブルに発展したことはあるか?”と質問したところ、「何らかのトラブルにあった」と答えた人が23.2%でした。具体的なトラブルの事例を見ていくと、「自分の発言が自分の意図とは異なる意味で他人に受け取られてしまった(13.6%)」「ネット上で他人と言い合いになったことがある(7.2%)」などがあげられていました。ちょっとした食い違いにより、言い争いなどに発展することも少なくないようです。

 

自由に発信できる良さがあるものの、使い方によってはトラブルの元にもなりうるSNS。発信しようとしている内容が適切かどうか、発信者自身がつねに意識して使うことが大前提です。今回追加されたTwitterの新機能によって、人の心を傷つけるようなコメントが減っていくといいですね。

 

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文/内田裕子

参照/総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/h30_03_houkoku.pdf